ピンク・パンサーシリーズでは一番の名作
『暗闇でどっきり』
■監督ブレイク・エドワーズ
■主演
ピーター・セラーズ、エルケ・ソマー、ジョージ・サンダース
■DVD販売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
1964年に公開された「暗闇でドッキリ」(A Shot In The Dark)は、ピンク・パンサーシリーズの第2作目で、1作目では準主役であったクルーゾー警部を主役として格上げにしたスピンオフ映画です。
■おすすめの理由
物語は……
パリの大富豪のお屋敷で殺人事件が起り、部下を伴って駆けつけるクルーゾー警部。
お屋敷の主人バロン(ジョージ・サンダース)が、女中のマリア(エルケ・ソマー)が犯人だと言うが、
クルーゾーは違うと断定。
なぜなら「殺人犯にしては美し過ぎる」……。
この辺が、おっちょこちょいで粗忽者のクルーゾーらしくて笑ってしまいます。
そしてマリアを使って真犯人をおびき出す!という名目で、彼女を泳がせるのですが、
なぜか次々と殺人が起り、今度はマリアとデートをして嫉妬に狂った犯人をおびき出そうとするが、
周囲の人がまた次々と殺されてしまう……
最後はちょっと意外な展開で終わります。
この作品のピーター・セラーズのとぼけた演技は最高ですし、ギャグもおもしろい。
ラストの大どんでん返しにもびっくりで、すごく楽しめました。
ヌーディスト・キャンプのシーンはめちゃくちゃオカシイですよ!
最後のクルーゾー警部の「君はもう自由だよ」というセリフには、
「おいおい!」と、笑ってしまいます。
ピンク・パンサーシリーズの中では、この作品が一番名作だと思います。