認知されにくいブルースで、人気のあった4人組バンド

■バンド名
憂歌団

■おすすめの作品
「おそうじオバチャン」「Stealin' 」他

西洋音楽が日本に定着し、今はあらゆるジャンルを楽しめる時代、にもかかわらずまだまだ認知されるのに時間と理解が乏しいものがあります。
そこに「ブルース」という音楽が挙げられるかもしれません。

元々アメリカ南部に強制連行されたアフロ系民族の人々が、憂鬱な気持ちの発散をする為に育まれた音楽、どこか土着的な形態は、流行り廃りに右往左往する邦楽シーンには相応しいものじゃなかったのかもしれません。ただしこの憂歌団だけは別です。

木村充揮、内田勘太郎、花岡献治、島田和夫の4人で構成されたほぼアンプラグドな編成、75年のデビューから約20年以上に及ぶ不動のメンバーが繰り出す音楽は、大阪の生活臭や親しみを盛り込んだとてもユニークな存在でした。やはりヴォーカルの木村、変声期を経ても全く変化する事がなかったと言われる類まれなる声質、そして奇怪なルックスが人気の的です。

その存在感を支える、他のメンバー3人による緩急や抑揚のある絶妙な演奏テクニックは、日本のブルースを代表するものと言えるでしょう。残念な事に2012年にドラムスの島田が帰らぬ人となってしまい、オリジナルメンバーでの復活は不可能となりましたが、一応「冬眠」という表現なまま活動休止中なので、もしかすると今後も違った形で揃う事も、無きにしも非ずです。





※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。