自由な気風でも、実はストイックで一本気なバンド

■バンド名
RCサクセション

■おすすめの作品
「RHAPSODY」「シングルマン」他

その昔、日本語とロックとの相関関係には大きな溝がありました。
英語圏発祥であるロックの譜割りに、流暢で豊かな日本語の表現が乗っかる訳がない、という持論を展開するヒトもいれば、いやそんな事はない!と反論するヒトも……例えば「はっぴぃえんど」等は実験的に色々と試したのですが、より実践的に具体化出来たのは、おそらく忌野清志郎じゃないでしょうか?

標準語のイントネーションにこだわる楽曲制作が特徴的です。
もし作曲中に歌詞のイントネーションがおかしくなった場合、どんなに良いメロディであろうとも修正を繰り返すという手法を取っていたそうです。またメリハリのある促音強調をし、日本語にこだわる発声を70年代から続けて来た功績は、あまり語られる事はありません。
しかしそんな明瞭な言葉のスタイルに影響を受けたアーティストは数知れません。

RCサクセションには、常に自由な気風というのが吹き抜けている感じがします。
「何の為に生まれ、こうして生きてんだ?」という疑問が湧けば、
「そんなもんは決まってんだろ?愛し合っていく為さ!」と明瞭に返事をしてくれる。
そんな楽曲達を世に残してくれました。時折それらも、放送禁止や発売禁止に陥ろうともです。

自由じゃなけりゃ意味がない、その為には多少な不自由が降りかかろうとも闘っていく……
実はすごくストイックで一本気なバンドだったと思うのです。




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