ちょっと大人のお姉さんというパブリックイメ-ジが魅力的なシンガー

■アーティスト名
山口百恵

■おすすめの作品
「青い果実」「横須賀ストーリー」「ロックンロール・ウィドウ」等

「伝説」という言葉は、少し手垢にまみれている気がするので、あまり使いたくはないのですが、生きながら今でも伝説と化している数少ないシンガーだと思います。

リアルタイムでの想い出は、何となく周りが騒いでいて、テレビ出演の多彩な人だったなあ、という印象でした。
よく「赤いシリーズ」なるドラマを子供心に視て楽しんでいた記憶があります。

アイドルと云うよりも、ちょっと大人のお姉さんというパブリックイメ-ジが魅力だったのでしょう……
大胆さを匂わせる歌詞で路線を絞った「青い性路線」と呼ばれる楽曲達、特に「ひと夏の経験」の大ヒットが決定着けました。アイドルという括りにハマってる少女の一人が、際どい色気を放った歌詞を歌うという、ちょっと当時としては考えつかないアイデアと戦略だったと思います。

引退した時は、まだ21歳だったそうです。なので芸能活動はわずか7年半だった事になります。決して歌唱力云々が優れているとか、「歌姫」という部類にカテゴライズする実力者ではないのですが、あまりにも潔い戦略と引き際、そして今も熱い復活への期待を掛けられつつも、一切シャットアウトする「心の芯の強さ」みたいなところには、尚更ラヴコールを贈りたくなります。



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