見る者が尻込みするくらいの威圧感とスピード感があったギタリスト

■アーティスト名
アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)

■おすすめの作品
「世界の終わり」「アウト・ブルーズ」他

アーティストという括りにあてはまるかどうか分かりませんが、一応「ギタリスト」も何かを表現をする人達と解釈し、元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシを加えさせていただきます。

94年から同バンドに加入しデビューを果たします。そのギタースタイルがザ・フーやダムド、クラッシュ、ドクターフィールグッドといった英国のパンクやガレージ系ロック等からの影響を伺わせます。リフを主体にしたものや3コードのロックンロール調のものを得意とし、まるで剃刀で切り裂くかのようにカッティングを多様し、時折フィードバックも駆使した演奏が持ち味でした。

長身で痩せたシルエットは生粋なロッカーそのもの、一度ギターを持ち出すと見る者が尻込みするくらい威圧的でスピード感があり、顔つきまで変貌する程に鬼気迫るものを持った人でした。
ギターとアンプを直結し、余計なエフェクターを一切使用しない、かつ押さえたコードは6弦全部鳴らすつもりで弾くというスタイルは、このバンドの核となり多くのフォロワーを持ちました。

個人的にはさほど影響を受けたバンドではなかったけれど、潔さのあるその存在感は今でも大きなものです。

2009年7月22日未明に、急性硬膜外血腫で急死、42歳という若さでした。




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