7割近くが感じる夏の不調……20代女性は8割が自覚

夏の体調不良・だるさ・風邪

夏に感じる体の不調。だるさ、疲れ、寝つきの悪さなどは、エアコンによる冷えが原因の自律神経の乱れも影響しているかもしれません

あなたは夏に体調不良を感じることはありませんか? オールアバウトが運営するマーケティングチャネル「生活トレンド研究所」で以前実施されたアンケート※では、夏に体調不良を感じたと答えた人が実に70%近くにおよびました。
 
これらの症状の原因を考えてみると夏の不調の予防策が見えてくるのです

これらの症状の原因を考えてみると夏の不調の予防策が見えてくるのです

調査は20~49歳を対象に行われましたが、特に不調を感じていたのは意外にも若々しく元気なイメージのある20代女性で、不調の自覚が80%を超える結果となっています。

不調の内容で最も多かったのは「体がだるい/疲れを感じる」というものでしたが、夏の不調は大きく分けると、体のだるさや食欲不振、やる気がでないといった「なんとなく本調子ではないもの」と、睡眠が浅い、寝つきが悪い、寝苦しいなどの睡眠に関するものとに分けられます。一見、なんの共通点もないような夏の体調不良のさまざまな訴えですが、ここからひとつの可能性が浮かび上がります。
 

目立つのは冷えからくる不調? 夏は「冷えやすい」という側面も

それは、「不調を感じる人は、体が冷えているのでは?」というものです。こうした症状の背景には、夏特有の体を冷やす生活習慣があり、そこから内臓の働きや睡眠、筋肉の緊張、血流、発汗と生きていくために必要な機能を司る「自律神経」の機能低下を招いている恐れがあるのです。いわゆる「自律神経失調」の状態ではないか、ということです。

夏特有の冷えといえば「冷房」によるものがあります。体調不良を感じていても、それが冷えを伴うものなのか、冷えの可能性はあるのか、自覚できないことも多いです。そこで、すぐにできるチェックです。以下の3つの項目をチェックしてみましょう!

□ 室内と外気の気温差が5℃以上あることが多い
例:冷えたオフィスとアスファルトの灼熱通勤路

□ 腰やお腹、お尻を触るとひんやりする
さらに手・足先などの末端まで冷えている人も

□ 日常的に運動をしていない
通勤含めて、30分間ほどウォーキングなどができれば理想的です

ひとつでも当てはまると冷房による冷えから「冷房病」になっている可能性があります。冷房病の症状として、上記で挙げた体調不良があり、その予防と対策には、自律神経系の働きを改善させるような生活習慣の見直しやエクササイズが有効であると考えられます。
 

ちょっとだるいと感じたら……オフィスでもできるズボラ運動

暑さ対策として冷房をつけるわけですが、体感温度や適正温度には個人差があるため、なかなか一定の温度でオフィスの全員が快適に過ごすことは難しいと思います。そこで、もしかしたら冷房病になってしまったかも? という人やこれからそうなるかもしれない、と心配な方へのエクササイズをご紹介しましょう。

暑い夏、汗をかきたくない、すでにだるくて極力動きたくない、という人にもおすすめのズボラエクササイズです。毎日続けることで、乱れた自律神経を調整し、血液の循環促進・冷え改善のサポートとなります。

■大きく伸びをするだけ!
冷房病では体が冷える傾向にあり、血流が滞り気味になることで、筋肉のコリも解消されづらくなります。いつの間にか肩をギュッとすくめるような力が入り、背中の筋肉の張りも気になったりと、なかなかリラックス感が得られないと感じるケースも少なくありません。

この状態が続くと背スジを伸ばして座る姿勢がつらくなったり、呼吸が浅くなり息苦しくなる、動悸がする、寝つきが悪くなるといった様々な不調を感じるようになることがあります。症状を和らげたり予防するためにも、なるべく背スジを伸ばしながら深呼吸をする機会を増やしてみましょう。
 
デスクワークの途中、椅子に座りながらでも立位でも行うことができます

デスクワークの途中、椅子に座りながらでも立位でも行うことができます


1. 顔と体は正面に向け、頭上で手を軽く組み、口から息をゆっくりと吐いていきます。

 
上半身が上方へ引き上げられるよう意識してみましょう

上半身が上方へ引き上げられるよう意識してみましょう

2. 鼻から息を吸いながら、腕・胸郭が天井方向へ引き上げられるイメージで伸びをしましょう。肩関節付近や肩甲骨周辺、お腹、背中辺りが気持ちよく伸ばせると理想的です。

3. 口から息を吐きながら、「1.」の姿勢へ戻した後に腕を体の横へ下ろします。再度「1.」から「3.」を3~5回繰り返しましょう。時間が無い時は、1回行うだけでも「少し肩の力が抜けた」と感じられる人もいます。

■つま先を動かすだけ!
オフィスで仕事をしながらでも動かすことができる足のつま先。膝を軽く伸ばせる程度に、少しだけ椅子をひくと行いやすいと思います。座っていると、下肢の血液が循環しにくくなり、ふくらはぎのポンプ機能が低下しやすくなります。下肢の冷えを予防することで、体の冷えの進行も止めましょう!

 
ゆっくりとふくらはぎを伸ばしていくことがポイントです

ゆっくりとふくらはぎを伸ばしていくことがポイントです


1. つま先を体の方へ向けてふくらはぎを5秒間ほど伸ばし、脱力……を3セット行いましょう。

 
疲れた足に気持ちが良い程度の刺激ですが、疲れは冷えに繋がりやすいため、しっかり回復させましょう

疲れた足に気持ちが良い程度の刺激ですが、疲れは冷えに繋がりやすいため、しっかり回復させましょう


2. つま先をゆっくりぐる~っと回しましょう。この時、筋肉の伸ばされる部位が変化していくことを感じながら行うと効果を得やすいです。


■足の裏で踏むだけ! つかむだけ!
足の裏には、内臓や筋肉に良い効果を及ぼすポイントがたくさんあります。特定の部位にしっかりと変化を及ぼすようにするためには、専門家の技術が頼りになりますが、ご自身で足の裏を刺激することでも、少なからず体調の変化に役立つと考えられます。

また、圧すと気づくと思いますが、足の裏はかなり疲労が溜まる部分でもあります。冷えにより緊張した体の筋肉をリラックスさせるには、足のコンディション調整も基本となります。足裏が刺激により柔らかくなると、リラックス効果も得られます。

デスクの下にゴルフボールやテニスボールを置いて足で踏んだり、転がしたりしてみましょう。また、太字用のサインペンや鉛筆、消しゴムなど、大きさ、太さの違う筆記具を床に置き、足の指でつかんだり離したりして、なかなか動かすことの少ない「足の指運動」を行いましょう。
 
ゴルフボールが無くても硬さのある球であればOK!

ゴルフボールが無くても硬さのある球であればOK!

 
靴下やストッキングで掴もうとすると滑る可能性が。そんな時は掴む動きだけでも大丈夫です

靴下やストッキングで掴もうとすると滑る可能性が。そんな時は掴む動きだけでも大丈夫です


簡単な動きなので、広い場所でなくてもできるかと思います。久しぶりに行うと動かしづらさや硬さを感じるかもしれません。少しずつでも続けて予防に繋げましょう。

※「生活トレンド研究所」による『夏の体調不良調査』。フルタイムで働く20~49歳を対象に2013年5月実施。962名が回答。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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