8種類の天然原料を使った「匂袋作り体験」
江戸期寛政年間(1789~1801年)に創業した「山田松香木店」は、香木(こうぼく)を扱う老舗です。ここでは、様々な香木や天然香料を使った製品を扱っているのですが、日本の香りをもっと身近に感じられる、体験コースがあります。
なかでも、お土産に最適なのが「匂袋作り体験」です。
きれいなちりめんなどの着物の生地に包まれた匂袋は、実はとても歴史が古く、奈良時代から人々に愛用されていたそう。
外国の香水とは違い、日本の匂袋は、天然香料を使用しているので、防虫効果もあるのです。
ここでは、基本的に8種類の天然原料を使います。
白檀や丁字、桂皮など、料理にも使われる原材料を細かく刻んだものを、少しづつすくって椀の中に入れ、自分の好みの香りを調整しながら作り、好きな柄の袋に入れて匂袋にします。
最初に一つ一つの香りを確かめながら、原材料の特徴などのレクチャーを受けるのですが、
これがとっても興味深い!
香りの原料は料理や漢方にも用いられているものもあり、なじみのある香りのものもあって、
改めて日本の香りの面白さに気がつきます。
詰めたての匂袋は、少し時間が経つとお互いが調和して、まろやかな一つの香りになっていくのも楽しみです。
自分だけの匂袋として、また大切な人へのオリジナルの京都のお土産としても喜ばれます。
※他にも薫物作り体験、聞香体験などがあります。
■匂袋作り体験
時間:月曜日~金曜日(土日・祝日除く)14:30
所要時間:約45分
定員:2名~40名様
体験料:2,000円(税込)
■山田松香木店(やまだまつこうぼくてん)
住所:京都府京都市上京区勘解由小路町164(室町通下立売上ル)
電話番号:075-441-1123
営業時間:10:00~17:30
定休日:年末年始、盆休あり
アクセス:www.yamadamatsu.co.jp/company/access.html
HP:www.yamadamatsu.co.jp/index.html
※データは記事公開時点のものです。