気品高い国指定の伝統的工芸品
国指定伝統的工芸品の「加賀繍」。室町時代に京都から仏前の打敷や僧侶の袈裟を彩る装飾の技法として伝わった刺繍は、藩政期になると武士の羽織や調度品の飾りに使われるようになり、さらには加賀友禅の華やかな模様をより豪華に、より美しく際立たせるため高度に発達。
絹糸、金糸、銀糸をふんだんに用いた可憐で優美な「加賀繍」は、一針ずつ丹精込めて施され、立体感があり、たいへん色鮮やかです。
元々着物の柄のために発展した「加賀繍」ですが、現在ではキーホルダーやストラップの飾り、
ブローチなどの日常雑貨にも応用され、手軽に楽しめるようになりました。
上記のような普段使いの小物であれば3時間程度で仕上がるので、観光の合間にちょっと立ち寄って体験してみるのも面白いと思います。
小物では物足りない! 本格的にオリジナル作品を作りたいという人には、金沢に3日間滞在してショールを作る特別プログラムもあるので、工房に問い合わせてみてください。
体験は希望日の1週間前までに要予約。電話のほか、HPから問い合わせることもできます。
※金沢市より許諾をいただいた写真を投稿しています。
■加賀繍(かがぬい)体験
住所:金沢市三口新町3-4-19
電話番号:076-231-7595(要予約)
所要時間:3時間~
体験料金:2500円~4500円
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
HP:www.imai1912.com/
※データは記事公開時点のものです。