バスターミナル、塾に不動産会社、
静かな雰囲気の東口
まずは東口側から。1983年になって開設されたため、商店街、商業施設が集まる西口に比べると静かな雰囲気で、駅の前には広々としたロータリーが広がっています。西口側にり、西武鉄道の本社ビルがあり、スポーツクラブなども。西口側は渋滞もあるため、関西方面、成田、羽田空港への高速バス、大半の路線バスは東口のロータリーから発着します。駅のすぐ脇には大きな駐車場、ちょっと道を入ると茶畑などもあり、それほど開発は進んでいません。
商店街が続き、
タワーマンションも多い西口
西口側は駅を降りて左手にロータリーを囲むように西武百貨店があり、右手にはゲートのあるプロペ通りが。細い通り沿いには飲食店、物販店が100店以上も軒を連ね、この間の約300mは所沢で最も賑わう場所です。個人的に残念なのは、繁華街ならではの宿命かもしれませんが、チェーン店など全国的にある店が多く、地元の個人商店が少ない点。以前はもっと地元店が多かった気がしますが、個人店の生き残りはどこでも難しいようです。
プロペ通りを抜けたところから続くのがファルマン通り。プロペ通りの正面にはダイエーがあり、ここも人、車で賑わっています。プロペ通りからファルマン通り、さらに所沢銀座通りへは坂を下りますが、所沢銀座通りの手前から見えてくるのがタワーマンション。前述したように25階建てだけでも6棟というタワー銀座なのです。
所沢銀座通りは古くから栄えたエリアで、蔵造の建物、古い日本家屋などがタワー、マンションと混在、不思議な雰囲気があります。また、通りからはかつてそこにあった店舗名を取ったであろう海老屋横丁、山田屋横丁、鍋屋横丁などといった路地が伸びています。そうした横丁の中でも、名所となっているのが盃横丁。50年を超す歴史があるという飲み屋さんの集まった横丁で、個人経営の店ばかりが25軒ほど集まっています。周辺の店も加えると、かなりの数になり、風情もあります。
銀座通り沿いには再開発で誕生した所沢ハーティアという区画もあり、ここには広い広場に図書館、公民館なども。子ども達の遊び場、祭りの広場ともなっています。
銀座通りのさらに先にも、ところどころ途切れてはいるもののアーケードのある商店街が続きますが、賑わいは所沢ハーティア辺りまで。商店街と呼ぶにはいささか寂しい感じがします。
さて、最後は西武池袋線、西武新宿線所沢駅周辺の住宅事情を見て行きましょう。