北海道の紅葉スポットへの誘い

急峻な山々と深い森、荒々しい北の海とその島々、清らかな清流や湖……豊かな大自然に恵まれた北海道は、四季を通じて人気の高い観光地です。見渡す限り一面がパウダースノーに覆われた白銀の冬、雪が融けていっせいに花々が咲き誇る春、道内各地で開催される祭りやイベントで住民のパワーが爆発する夏。どの季節に訪れてもその時その時の「魅力的な顔」で皆さんを歓迎してくれますが、なんと言っても木々が鮮やかな赤や黄色に色づく秋、紅葉の北海道に勝るものはないでしょう。
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紅葉の旭岳

ニセコ、洞爺湖、大沼公園、然別湖、知床……数ある北海道の紅葉の名所の中で、今回は最も人気の高い阿寒湖、旭岳、定山渓の「北海道・三大紅葉スポット」の旅に皆さんをご案内しましょう。
 

湖の紅葉スポット・阿寒湖

阿寒湖の紅葉は道内でも一足早い9月中旬から始まります。10月にはモミジ、ナナカマド、イタヤカエデ、カツラなどの落葉樹が鮮やかに色づき、澄み切った群青色の阿寒湖とのコントラストは思わず息をのむ美しさです。
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紅葉の阿寒湖

阿寒湖温泉街から東のボッケ半島までは湖畔沿いに遊歩道が整備されています。湖畔の紅葉を楽しみながら、「ボッケ」という熱の沼や阿寒湖畔エコミュージアムセンターを、またもし時間があるなら湖畔から釣り船をチャーターして湖上に浮かぶミステリアスなパワースポット・ヤイタイ島の「白龍神王の祠」などを訪ねてみるのも良いでしょう。

(注)
「白龍神王の祠」についてはオールアバウトの記事、「風水師が選んだ北海道のパワースポット15選」 も合わせてご覧ください。

阿寒湖ナンバーワンの紅葉スポット「滝見橋」も見ておきたいポイントの一つ。色鮮やかな木々の紅葉と白糸の様な渓流の流れは、まさに「雅(みやび)の世界」です。
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滝見橋から見る紅葉

遊覧船でチュウルイ島にわたり、阿寒湖の象徴、可愛らしい「まりも」を見学するのもオススメのコースです。天気が良ければ、船上からは雄阿寒岳、雌阿寒岳が湖に映る景色も見え、錦彩なす山裾や島の美しい風景と相まって旅の思い出の一頁を飾ってくれることでしょう。
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湖面に雄阿寒、雌阿寒の姿が・・・

阿寒湖の楽しみは日中だけではありません。温泉で旅の疲れを癒し、豪華な夕食をいただいた後は少し元気を出して夜の町に出てみましょう。温泉街西のアイヌコタンにある、阿寒湖アイヌシアター「イコロ」では「イオマンテの火まつり」という公演が開催されています。
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イオマンテ火祭り

広いステージの真ん中に設置された大きな祭壇に火を点火し、その前で「鶴の舞」、「黒髪のおどり」といったアイヌの舞踊やムックリ、トンコリという伝統楽器の演奏が行われます。古式豊かなアイヌ民族の儀式と音楽、そして炎の幻想的な世界は、皆さんにとって異国情緒あふれる体験となることでしょう。

阿寒湖アイヌシアター イコロ】
住所 釧路市阿寒町阿寒湖温泉 4-7-84
TEL   0154-67-2727
サイト http://www.akanainu.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E5%8F%A4%E5%BC%8F%E8%88%9E%E8%B8%8A/
 

阿寒湖おすすめの宿・鄙の座(ひなのざ)

「せっかくの北海道、ひたすら高級志向で行きたい!」という方におすすめなのが、「あかん鶴雅別荘 鄙の座」。ここは全室露天風呂付きスイートタイプの部屋だけで構成されており、その部屋もすべてが違う作りという懲りよう。全館が和のイメージを大切にしながらモダンなイメージでデザインされており、国内のみならず海外の観光客からの満足度も高いホテルです。
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部屋に大きな露天風呂がある「鄙(ひな)の座」

自室に設置されている広い露天風呂で湖の紅葉を眺めながら入浴を楽しむことができ、「阿寒湖の紅葉を独り占め!」というリッチな気分に浸りきることができるでしょう。ちなみに、ここ鄙の座は北海道ミシュランガイドブックにて「豪華で最高級」グレードとして高い評価を受けています。

【あかん鶴雅別荘 鄙の座】
住所 
釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-8-1
TEL   0154-67-5500
サイト http://www.hinanoza.com/

【阿寒湖のアクセス】
釧路空港から阿寒バスで約60分。
阿寒バスTEL 0154-37-2221
 

山の紅葉スポット・旭岳

北海道の最高峰、標高2291メートルを誇る大雪山系旭岳。ここ一帯は日本中で一番早く秋が訪れます。早くも8月の下旬から紅葉がスタート。ピークの9月始めから中旬には全山が赤、黄、橙と極彩色に染まり、旭岳のすそ野は「錦の絨毯」が敷き詰められたような美しさで彩られます。
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山頂付近の紅葉

旭岳山頂の紅葉をお手軽に楽しむには、旭岳ロープウェイの利用が一番。できれば前日からホテルに宿泊し、当日少し早起きをして出かけるのがおすすめです。その理由は三つ。
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旭岳ロープウェイ

第1は、なんと言っても早朝、日の出直後の「早朝の光」を浴びた旭岳の紅葉は、まさに「全山が燃えている」ような美しさで「絶品」の一言につきます。特に写真愛好家の方なら「最高の芸術作品」をものにすることができる事でしょう。

第2は混雑を避ける為。紅葉シーズン最中の土日、休日ともなれば札幌ほか全道から多くの観光客が押し寄せ、ロープウェイ乗車に長い待ち時間が発生します。この面でも、早めの行動は大きなメリットをもたらすでしょう。

そして第3番目。もちろんロープウェイからの眺めだけでも、眼下には様々な色がちりばめられた美しい風景を楽しめます。しかし、せっかくの旭岳、ここはたっぷりと時間をかけて山頂の「姿見の池駅」からスタートする紅葉トレッキングを楽しみたいものです。

ロープウェイ終点から1時間程度で到達する旭岳の噴気孔や、高原に満々たる青い水をたたえた夫婦池、姿見の池では、単に美しい風景を愛でることができるだけでなく、パワフルな「旭岳のエネルギー」もたっぷりと吸収できます。

なお、ロープウェイの始発は、9月は土日祝祭日は6:00、平日は6:30から、また10月は8:00からとなっています。
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眼下には錦絵の世界が……

【旭岳ロープウェイ】 
住所  上川郡東川町旭岳温泉
TEL  0166-68-9111
サイト   http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
 

旭岳おすすめの宿・ラビスタ大雪

「北海道のアルプス」とも言うべき、大雪山の旭岳。まさにそんなアルプスの山荘を思わせる隠れ家的山岳リゾートホテルが「ラビスタ大雪山」です。ミシュランガイド北海道2012で「非常に快適」ランクとして紹介されたこのホテルは、ヨーロッパの山小屋を思わせるおしゃれな外観だけでなく、赤々と暖炉が燃えるロビーや木のデザインを多用したクラシック調のゲストルームなど、細部に至るまで異国情緒の魅力でいっぱい。
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山岳リゾート ラビスタ大雪山

リッチな雰囲気や地元食材にこだわった本格的フレンチコースのお食事などラビスタの魅力はたくさんありますが、その一番はマニアに嬉しい源泉掛け流しの温泉。2階の大浴場「もむにの湯」には大きな窓のある内湯の檜風呂や個室風の樽風呂の他、野趣あふれる露天の岩風呂や寝湯など4つの浴槽が、また1階には宿泊客は無料で入浴できる3つの貸切個室風呂と様々なタイプの温泉を楽しむことができます。
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源泉掛け流しの温泉

標高1000m、まさに「天空の露天風呂」から紅葉を眺めつつ良質の温泉に身をゆだねる……そんな贅沢な楽しみができるのは、ここ旭岳ならではと言えましょう。

関連記事
「GWにおすすめ!秘境旭岳温泉・春の雪見露天風呂」

■ LA VISTA 大雪山
住所 北海道上川郡東川町勇駒別旭岳温泉
TEL  0166-97-2323
サイト http://www.hotespa.net/hotels/daisetsuzan/

【旭岳のアクセス】
札幌から旭川までJRの特急で80分。便は日中30分に一本と多い。旭川駅から旭岳までは、いで湯号にて約90分。一日4便の為、バスのダイヤに注意。

問合わせ 旭川電気軌道 0166-23-3355
 

渓流の紅葉スポット・定山渓

札幌の奥座敷といわれる定山渓。ここはその良質な温泉に加え、札幌中心部から車で1時間という恵まれた立地条件もあり、通年を通して多くの観光客が訪れます。
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秋の定山渓温泉街

秋も深まる10月上旬から中旬頃、渓谷のカエデ、ヤマブドウ、ナナカマドをはじめ15種類以上の落葉樹がいっせいに色づき、まるで原色の絵画の世界に迷い込んだような錯覚に陥るほど。確かに地元情報誌で「紅葉の人気、ナンバーワン」にランキングされたという点もうなずけます。
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紅葉の二見吊り橋

紅葉を愛でながら温泉街から渓流に沿って続く散策路を歩いてみましょう。ここの魅力は深い渓谷を彩る紅葉。中でも遊歩道先にある「二見吊り橋」の上から見る紅葉、さらにその奥、かっぱ淵で紅葉が川面に映る渓谷の美しさは圧巻ですよ。
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渓谷を彩る紅葉

遊歩道散策だけでも充分に紅葉を満喫できますが、秋の定山渓をとことん味わい尽くしたいという方は「定山渓紅葉かっぱバス」がおすすめ。地元ボランティアガイドの案内で八剣山や豊平峡といった近郊の紅葉のスポットを効率的に巡ることができます。

このバスは例年10月1日~21日まで毎日4便がでており所要時間約70分。料金は500円で定員45名。
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定山渓紅葉かっぱバス

【定山渓紅葉かっぱバス】
定山渓観光協会 
TEL 011-598-2012
サイト http://jozankei.jp/koyokappa_bus/1758

また定山渓奥の札幌国際スキー場では「紅葉ゴンドラ」(ゴンドラ乗車料金、1200円)も運行されており、時間があるならここまで足を延ばしてみましょう。スキー場の山頂から紅葉を通して望む紺碧の石狩湾の風景は、また「ひと味違う紅葉」を楽しむことができるでしょう。
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紅葉ゴンドラ


【紅葉ゴンドラ (札幌国際スキー場)】 
住所  札幌市南区定山渓937番地先
TEL 011-598-4511
サイト http://kouyou.sapporo-kokusai.jp/
 

定山渓おすすめの宿・定山渓グランドホテル瑞苑

慶応2年(1866年)に、僧の美泉定山(みいずみ じょうざん)によって開かれたとされる定山渓は、19のホテルを有する道内では老舗の温泉街。数多あるホテルの中で今回のオススメは、定山渓グランドホテル瑞苑。おしゃれな瑠璃色で統一された「瑠璃の館」、和室を中心に構成された「やすらぎ館」、そしてペット専用ルームも設置されている「萌黄の館」と高級志向からファミリー向けまで様々なタイプの部屋を備えたホテルです。
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瑠璃色に統一されたおしゃれな部屋

部屋もさることながら、ここの魅力はなんと言ってもそのロケーションの良さ。定山渓渓流沿いの高台に位置して作られているので、紅葉をじっくり味わうには抜群の環境です。ホテルの部屋から見下ろす渓谷の紅葉、プールのような広い露天風呂に入浴しながら味わう紅葉、ロビーでくつろぎながら眺める紅葉と、周囲すべてが紅葉に囲まれ、定山渓の秋を充分に堪能できることでしょう。
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露天風呂から紅葉を満喫

なお、こちらでは、一日一便で札幌駅から無料送迎バスを運行しているので、もし時間が合うならこのバスを利用すれば便利です。

【定山渓グランドホテル瑞苑】
住所 
札幌市南区定山渓温泉東4丁目
TEL  011-598-2214
サイト http://www.granj.co.jp/

【定山渓のアクセス】

札幌駅北口から無料送迎バスで約60分。また同駅バスターミナルから路線バスで約70分。

路線バス じょうてつバス 0120-37-2615 
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