社会保険労務士試験/社会保険労務士とは

社会保険労務士の働き方(1)登録と事務指定講習

社会保険労務士として社会で活躍したいと考えている方にとって、合格後にどのような働き方があるのかは最大の関心事だと思います。実際には色々な働き方があるのですが、合格したらまず全国社会保険労務士会連合会への登録手続きを進めましょう。

長友 秀樹

執筆者:長友 秀樹

社会保険労務士試験ガイド

まずは全国社会保険労務士会連合会に登録

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社会保険労務士になるには

社会保険労務士として社会で認められて働くには、試験に合格した後にまず全国社会保険労務士会連合会(以下「連合会」)に登録しなければなりません。登録に際しては要件があり、2年間の実務経験が必要となります。

そうなると「実務経験がない人はすぐには登録できないの?」と思われるかもしれませんが、心配はご無用です。連合会では2年間の実務経験に対する代替措置を用意してくれていて、毎年1回行われる「事務指定講習」を受講すれば2年間の実務経験をクリアしたものとして、はれて社会保険労務士として登録することができるのです。

事務指定講習とは

事務指定講習は、次の2つの組み合わせにより行われます。

・通信指導課程(4ヵ月間)……添削付の通信教育
・面接指導課程(4日間)……座学による集合研修

例年であれば、通信指導が2月頃からスタートし、面接指導が地方ごとに7月から9月の間に実施されます(詳細は連合会ホームページでご確認ください)。これらをモレなく受講すれば必ず登録できることになっており、試験などはありませんので、ご安心ください。

私も実務未経験の状態で資格取得しましたので、早速翌年の事務指定講習を受講しました。私と同じように実務未経験者は、この事務指定講習までは必ず一気に済ませてしまった方がよいと思います。すぐに連合会に登録するかは未定でも、これさえ受けておけばいつでも登録手続きができる状況になります。

逆に最初の受講タイミングを逃してしまうと、受験時の知識が衰えてきますので、通信指導の答案作成がつらくなりますし、何より思い立ったタイミングで登録できないデメリットが大きいといえます。
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