イスタンブール/イスタンブールの観光・世界遺産

タキシム・ベイオールの観光・エンターテインメント

地元トルコ人も大好きなタキシム・ベイオール。それだけに、楽しめるポイントは盛りだくさん! ここでは、そんなタキシム・ベイオール地区の観光スポットやエンターテインメントなどをご紹介します。

執筆者:安尾 亜紀

タキシム・ベイオールの観光スポット・エンターテインメント

イスティクラル通り

ありとあらゆる人が集まる、エンターテインメントの街

タキシムは、観光地というよりはむしろイスタンブールッ子たちがこぞって遊びに行くスポット。24時間休むことなく喧騒に溢れ、イスラム教徒が95%と言われるトルコにありながら、ラクが楽しめるメイハネにトルコワインがおいしいワインバー、トルコ音楽がかかる居酒屋からしっとり大人のジャズバーまで、ありとあらゆるエンターテインメントがひしめきます。同時に昔から文化人や芸術家に愛されてきただけに、アートスポットや映画館、メディア系の人々が集まるカフェから洋書店まで、おもちゃ箱のように面白みにあふれた街でもあります。ここでは、そんなタキシム・ベイオールでできる、色々な遊び満載情報をお届けします。

ペラ美術館

ペラ美術館

トルコ史上最高値を記録した、オスマン・ハムディ・ベイの「亀の調教師」

タキシム・ベイオールには歴史的博物館はあまりないけれど、アート系の美術館は盛りだくさん。そんな中、ガイドが個人的に好きなのがここ、ペラ美術館です。規模はそれほど大きくないものの、常設展は質が良く企画展も毎回興味深いテーマが展開しています。

この美術館を有名にしたのは、なんといってもトルコ美術の父、オスマン・ハムディ・ベイによる「亀の調教師(Kaplumbaga Terbiyecisi)」という絵画。ペラ美術館はこの絵画をトルコ美術史上最高額の350万ドルで購入したことで一躍有名になりました。現在では620万~930万ドルの価値があると言われるこの絵画を始めとし、オリエンタリスト画家によるコレクション部門には、オスマントルコ帝国末期にここを訪れたヨーロッパの印象派画家たちによるイスタンブールの風景がとても美しく描かれていて一見の価値アリ。

この他、ヘタウマな人物画がキュートなキュタフヤ陶器部門や、おたく心をくすぐるアナトリア計測器部門など、見ていて飽きないコレクションの数々。

<DATA>
Pera Muzesi
住所:Mesrutiyet Cad. No:65, Tepebasi Beyoglu
TEL:0212-334-9900
入場料:10トルコリラ
開館時間:10:00~19:00、ただし日曜日は12:00~18:00(月休)

ガラタ塔

ガラタ塔

ガラタ塔のみならず、周辺のショップも見どころ

トゥネル広場から、通称古楽器通りを下りていくと、ガラタ塔が見えてきます。この辺りは最近オシャレなコンセプトショップや美味しいレストラン、ワイナリーなど新しいスポット目白押し。今後も見逃せないエリアとなっています。

ガラタ塔についての記事はこちらです>>>ガラタ塔/イスタンブール

無垢の博物館

Masumiyet Museum

オルハン・パムク氏が設立に関わった美術館。ファン必見(©Masumiyet Muzesi)

トルコ初のノーベル賞作家、オルハン・パムクの同名小説を題材にした博物館。2012年4月にオープンしたばかりで、小説の各シーンやグッズを表現した展示が建物内に繰り広げられています。場所がチュクルジュマというのも手伝ってか、なんだかチュクルジュマにある骨董品店を整理して博物館化したような雰囲気もあり、眺めているだけでなんだかオタク心がくすぐられるプチ・ミュージアムです。

<DATA>
Masumieyt Muzesi
住所:Cukurcuma Cad. Dalgic Cikmazi, No:2 Beyoglu
TEL:0212-252-9738
開館時間:10:00~18:00、ただし金は~21:00(月休)
入場料:25トルコリラ
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