ルテインに黄斑色素を高める作用?

緑黄色野菜,ルテイン

緑黄色野菜にはルテインがおおく含まれています。

ルテインは、黄斑色素濃度を高める働きがあり、ルテインが含まれる果物や野菜を多く食べると、加齢黄斑変性や、また白内障のリスク軽減につながるという報告がいくつかあります。

ルテインと、青魚などに多く含まれるω-3系の不飽和脂肪酸を合わせて摂取するとルテインの黄斑保護機能が向上するという報告や、またビタミンCやビタミンE、β-カロテンなどの抗酸化ビタミンや亜鉛などの抗酸化ミネラルなどを摂取することも有効と考えられています。

ただしルテインを摂取した場合、健康食品の安全性・有効性情報では、
「白内障や加齢黄班変性のリスクの低減に対して、ヒトでの有効性が示された報告はいくつも示されていますが、サプリメントとして摂取した場合に同等の効果があるかどうかは不明である。またその安全性についても、経口で適切に摂取する場合にはおそらく安全と思われる」
と記載されています。

特にサプリメントなどの濃縮した食品の有効性については研究過程ですし、食事として摂取することもどの程度食べれば効果があるかは明確ではありません。今後の進展が期待されているというのが現状です。

食事の偏り、栄養不足に気をつけて

ルテインは、ほうれん草やブロッコリー、芽キャベツ、ケール、クレソン、エンドウマメなど主に緑黄色野菜に多く、またとうもろこしやズッキーニ、レタス、鶏卵などにも含まれています。

また緑茶の特に玉露やかぶせ茶は、日光を浴びた煎茶(一番茶、二番茶、三番茶)に比べてルテイン含量が高いそうです。ただし、ルテインは脂溶性成分であるため、お茶としてお湯で浸出すると溶けて出ません。茶葉を混ぜた衣で天ぷらにするなど、食べて摂取する工夫が必要です。

加齢黄斑変性のリスク低減に関わらず、ルテインを初め、抗酸化ビタミンやミネラル、DHAなどの成分を含む食品を幅広く、日常の食事から摂取することは、健康を維持する上でも役立つことです。

参考/
・ルテイン(健康食品の安全性・有効性情報)
・加齢黄斑変性(難病情報センター)
・平成21年福岡県農業総合試験場 八女分場
・FFIジャーナル(Vol.215)
その他

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