「貯まる生活」のスタートは、なぜ6月がベストなのか?
1月はお正月があり、帰省や旅行、お年玉など出費が増えがちですよね。2月は28、29日までしかありませんので、一般的な1カ月間より短くなります。また3月は卒業、異動、送別会、引っ越しなど、出費がかさむシーズン。4月には入学、進級、入社、異動、スーツ新調、習い事スタートなどがあり、5月はゴールデンウィークがあります。では、”6月”はどうでしょうか?祝日が1日もなく、大きなイベントも少なく、比較的平坦な毎日ではないでしょうか。1年間で考えると、「一番支出が少ない月」と言ってもいいでしょう。
また、6月はボーナス時期です。このボーナスを貯められるかどうかも、「貯まる人」になれる分かれ道なんですよ。
では、6月からの「貯まる生活」で、やるべき3つのことを紹介します。
6月やるべきこと1 先取り貯蓄をする
以前の記事「家計簿がニガテなズボラさん必見!ラクに貯蓄するワザ」でもお伝えしましたように、「先取り貯蓄」は、「貯まる人」になるために真っ先にしたいことです。まだ先取り貯蓄の習慣がない方は、5月末などにお給料が入ったら、一部を貯蓄分として先に取っておきましょう。6月は、その先取り貯蓄を差し引いたぶんで、生活するようにしてみるのです。
先取り貯蓄の金額の目安は、手取り月収の1~2割。今まで貯蓄をしていなかった人が「いきなり5万円」などというのは厳しいので、まずは「1万円」、ちょっと頑張れそうな人は「2万円」または「3万円」を、先に貯めてしまいましょう。
やるべきこと2 カンタンな家計簿(出費のみ)をつけてみる
「家計簿」というと、「面倒だな」「続かなそう…」と感じる方が多いもの。ガイド西山もかなりズボラですので、実はニガテで…。ところが、6月なら行事・イベント・旅行も少なく、大きな出費もないですし、梅雨に入って外出が減るため、家計簿をつけるのに最適なのです。まずは1カ月、自分がどれだけ出費をしているのか、「出費」をメモしてみましょう。ツールは何でもOK。スマホの無料の家計簿アプリもたくさんありますし、外出先で手帳に記入しても、自作でエクセルで作って家に帰って記入してもOKです。
チェックしたいのは、「1カ月にどれだけ自分がお金を使っているか」ということ。『レコーディングダイエット』とも似ているかもしれないですね。
そして6月末日に、自分の1カ月間の出費を振り返ってみましょう。ものすごく赤裸々で驚くと思います。「なんでこんなものを買ったんだろう」「これは不要だった」「でもこれは必要だった」などと改めて見直すと、無駄な出費にも気づけます。また、「出費を全部足してみると、手取り月収より多かった……」なんて、実は"赤字家計(実はボーナス等で補てんしていた)"だったことに気づけるかもしれません。
ちなみに、クレジットカードや電子マネーを使った場合は、お金が引き落とされる日、チャージした日ではなく、「その商品・サービスを買った日」に、記入してくださいね。
やるべきこと3 ボーナスの半分(または3分の2)を貯蓄する
6月といえばボーナスシーズンです。ボーナスが出る人は、どのように使われる予定ですか? 普通口座に入れたままにしていると、「こんなに残高があるんだ」と気持ちが大きくなって、無駄遣いが増えてしまいます。ボーナスが出たら、まず"半分"は他の口座に移して、手をつけないようにしましょう。もっと頑張れそうな方は、3分の2を貯めたいですね。ただし「ボーナスを全部貯蓄する」というのは、息苦しくなるのでオススメしません。半年間がんばったご褒美ですから、少しは自分のために使ってくださいね。
いかがでしたでしょうか? 6月は1年間のなかでも出費が抑えられる月なので、「6月で貯蓄が出来なければ、1年間貯蓄ができない」といっても過言ではありません。つまり、6月こそが大チャンスなのです。6月が終わったときに残ったお金があれば、次回はその金額もあわせて「先取り貯蓄」をしてみてください。「貯まる人」に、どんどん向かって行けますよ。
ではさっそく、6月から「貯まる生活」を始めてみませんか?
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