クロアチア/クロアチア基本情報

クロアチアの通貨・両替・クレジットカード事情

クロアチアの通貨は?両替所を選ぶ時の注意点は?クレジットカードは使える?など、クロアチア旅行の際に役立つお金に関する情報をご紹介します。

小坂井 真美

執筆者:小坂井 真美

クロアチアガイド

気になる、クロアチアのお金。通貨は「クーナ」

クロアチアの通貨

クロアチアの通貨「クーナ」

クロアチアの通貨は「Kuna(クーナ)」といい、“Kn”と表記されます。2015年6月9日現在のレートで、1クーナがおよそ19円くらい。だいたい15~20円で推移しています。

1000kn、500Kn、200Kn、100Kn、50Kn、20Kn、10Kn、5Kn紙幣があり、コインは25Kn、5Kn、2Kn、1Knのコイ ンがあります。また、1クーナより小さい単価のコインは「リッパ(Lipa)」といい、50Lipa、20Lipa、10Lipa、5Lipa、 2Lipa、1Lipaがあります(1クーナ=100リッパ)。

日常の買い物で使われている紙幣は、一般的に200クーナ(約3800円)が最高紙幣で、1000クーナや500クーナ紙幣を目にすることはめったにありません。また5クーナ紙幣や25クーナコイン、2リッパ、1リッパなども存在するようですが、日常で見かけることはほとんどありません。スーパーやカフェ、お土産屋さんや市場でのちょっとした買い物に高額紙幣(200クーナ以上)で支払うと相手がおつりに困ってしまうことがあるので、小額の買い物の際はできるだけ100クーナ以下の紙幣やコインを使われることをおすすめします。

また稀ではありますが、小額の買い物の際に高額紙幣で支払いをするとおつりをごまかされる可能性もあるので、やはりまとまった金額の支払い以外の際は小額紙幣やコインをできるだけ使うように心がけてください。

ちなみにおつりが1~10リッパあたりの場合、おつりをもらえない事があります。具体的に説明すると、スーパーで9.99クーナの物を購入して10クーナ札で支払った場合、本来であればおつりとして1リッパコインが戻ってきます。しかし、レジ係りの人は10クーナ札を受け取るだけでおつりをかえすそぶりもなく、次のお客さんのレジ打ちに移ってしまった……なんてことがクロアチアでは日常茶飯事なのです。要するに「取るに足りない金額なので、おつりがもらえなくてもどうってことない」という風に、現地では暗黙の了解になっています。

ちなみに、「クーナ」とはクロアチア語で動物の「テン」のこと。クロアチアで昔、お金の代わりにテンの皮を取引に使用していたことが由来のようです。

クーナへの両替

ザグレブ市内にある両替所

両替所によってレートや手数料が異なるので、事前にしっかりと確認して吟味してください

空港やホテルはもちろん、観光地では街中でよく両替所を見かけます。ドゥブロブニクなどの観光地では、現地通貨のクーナだけではなくユーロも使えるところもありますが、やはり基本的には現地通貨のクーナのみ。日本国内では円からクーナに両替はできないので、現地ですることになります。

クロアチアの両替所ではユーロからクーナの両替のみではなく、円から直接クーナに替えてもらえるところも結構たくさんあります。ですが、手数料が高いのがネック。一般的には日本で円からユーロに両替しておき、クロアチア現地でユーロをクーナに両替する方が手数料が安くなります。また、すべての両替所で円をクーナに両替できるわけではないので、やはり使用予定金額を日本で円からユーロに両替しておきましょう。もし現地通貨が足りなくなったら、クレジットカードの海外キャッシングを利用して現地通貨を引き出すことをおすすめします。手数料を考えると、現金の円をクーナに両替するより、海外キャッシングサービスを利用する方がお得な場合がほとんどです。手数料の観点から、現地で円をクーナに現金で両替するのは最終手段だと考えておくといいでしょう。

また、レートや手数料は両替所により異なります。注意点としてはレートが安くても手数料が高い所があるので、両替をする前にレートだけではなく手数料の確認をしてください。また、あらかじめレートを確認し、だいたいどれくらいの金額になるかを計算しておくことも大切です。

両替所では、相手と一緒に目の前でお札を数え「自分がいくら渡したか」をしっかりと確認し、両替後に渡されるレシートを見ながら「最終的にいくら 受けとったか」をその場ですぐに(お札の枚数などを)確認してください。レシートには「このようなレートに基づき○円を■クーナに両替しました」というような詳細が書かれています。万が一レシートの表記で附に落ちない点があったり、お札の枚数に過不足があるような場合はすぐにその場で伝えましょう。

クレジットカード

クロアチアではホテルやお土産やさん、スーパーなどクレジットカードでの支払いが可能なお店が多数あります。特にVISAやマスターカードが便利です。

ク レジットカードで支払いをする際は、サインではなくPINコード(カードの暗証番号)の入力を要求される場合がほとんどです。合計金額をしっかりと確認の上、暗証番号を入力し最後に緑色の「認証」ボタンを押して下さい。日本での操作方法と 同じなのでご安心を!

街角に設置されているATMでは、普段日本で利用しているクレジットカードで簡単に現地通貨で現金が引き出せる海外キャッシングサービスを利用することができます。上でもお伝えしたように、現地通貨が足りなくなった時に利用すると便利ですよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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