世界の果てを目指すRPG「グランディア」
ゲームアーツが製作したRPGの中でもっとも出来の良いとされているのが1997年、セガサターンで発売した「グランディア」です。おすすめのポイントは、 主人公ジャスティンの成長物語と画期的な戦闘システムです。世界の果てにある巨大な壁を目指し旅する少年「ジャスティン」の成長
主人公のジャスティンはどこにでもいる冒険好きの少年。年齢は14歳。冒険家であった父に憧れており、いつか自分も大冒険に出たいと考えていました。冒険のきっかけは父の形見である精霊石と、ある遺跡での古代種「リエーテ」との出会いから。ジャスティンは、幼なじみの可愛い女の子、スーと一緒に大冒険に出かけます。途中で冒険者のフィーナ(今作のヒロイン)も加わり、三人は世界の果てにあるという「巨大な壁」を目指します。しかし、そこに至るまでには私設軍団である「ガーライル軍」が立ちふさがります。危険な冒険を乗り越えて成長するジャスティン。そして、その仲間たち。そのジャスティンが旅をしてきた軌跡こそが、後に重要な意味を持ちます。
物語は二部構成
グランディアは大きく分けて二部構成となっています。世界の果て「巨大な壁」を登るまでが第一部、第二部は巨大な壁にある向こう側の冒険がメインとなります。第二部からはヒロインとの恋愛要素も絡むこととなり、古代遺跡の巨大な力で世界を征服しようと企むガーライル軍との激しい争いが繰り広げられていきます。
また、ジャスティン(瀧本富士子)、フィーナ(日高のり子)、スー(西原久美子)、ガドイン(納谷六郎)、ラップ(山口勝平)といった仲間たちの声優は超豪華メンバーですので物語をさらに盛り上げてくれます。
戦闘システム
基本的にはコマンドを選ぶ戦闘方式なのですが、コマンドを選ぶ時にはそれぞれの行動によって準備時間というものが生じます。大技を出そうとすれば準備時間が長くなるのですが、それに合わせて敵の攻撃を食らうなどをすれば行動がキャンセルされてしまいます。また、画面の下に相手と敵との行動順が表示されますので、敵が必殺技を使いそうなら、それをキャンセルしてふせぐ、行動順が早い敵を先に倒すといった独自の戦略要素が面白いです。
■グランディア
メーカー:ゲームアーツ
公式HP:http://www.gamearts.co.jp/