2つの非日常空間
1. 中心にモミジが植えられたタイル敷きの中庭。手前の階段は奥の階段から書斎 2. アトリエのように大きなガラス窓で中庭に開いたギャラリー。天井高は5m。 3. 正面の窓を閉めると左右のガラス張りの引戸がホワイトボードになる。 |
「アウターギャラリー」のもう一つの階段の前の引戸を開けると、白い吹抜け空間が待っています。奥様が気に入った若いアーティスト達の発表の場として提供する小さなギャラリーです。階段を上がると、ご主人の書斎でもある「スモールオフィス」です。ここは執務や打ち合わせだけでなく、定期的にセミナーを開催するための部屋です。共に非日常空間として人々の集う「開かれた場」になっています。
「大きなワンルームのようで、どこにいても家族の気配が分かる」、「毎朝5時頃には目が覚めて早起きになった」、「家が完成してから、毎日のように発見がある」など、M夫妻は岸本さんの設計を大絶賛しています。枝を伸ばす中庭のモミジと共に、子供達や家族の成長も見守り育んでいく、そんな大らかな家です。
◆建築データと建築家プロフィール