今回は空き部屋活用リフォーム第1弾。ウォークインクローゼットや秘密基地のようなドレッシングルームなど、集中収納を作るリフォームで、家をスッキリ片付ける方法をご紹介します。
空き部屋活用リフォームで、快適な新しい暮らしをしよう
納戸化していて薄暗く、どこかカビくさくて雑然としている空き部屋がありませんか?
例えば、すでに独立した子ども部屋、当初は客間として使う予定だったけれど今はほとんど使われていない和室など。
多くは納戸化していて薄暗く、風通しもあまりしないのでどこかカビくさくて、雑然としているので収納スペースとしても機能的とは言えません。使っていない部屋は、傷みが早いのも特徴です。
そこでこの空き部屋を、リフォームで効率的な集中収納に生まれ変わらせましょう。集中収納とは、1部屋にまとめて収納するスタイルのことで モノが1箇所に集まるので探し物がしやすい、各部屋に家具を置かないで済むので部屋が広く使えて地震時の安全性が高い、大物の片付けもしやすいなどのメリットがあります。
集中収納の代表はウォークインクローゼットですが、衣類の収納に留まらない機能を付加することで、毎日の生活がもっと楽しく便利になります。
クローゼット+洗面化粧台で空き部屋をドレッシングルームにするリフォーム
空き部屋にクローゼットパーツ+洗面化粧台を設置するリフォームをすれば、ドレッシングルームを作ることができます。ドレッシングルームとは装いのための部屋のこと。衣類だけでなくバッグや靴もまとめて収納+洗面化粧台の設置で、洋服のコーディネートからヘアメイクまで1部屋で済ませることができるようになります。こんな部屋があればファッションセンスは間違いなくアップ、おしゃれをするのが楽しくなりそうです。クローゼットパーツと洗面台を組み合わせれば空き部屋がドレッシングルームに変身(セフィット)
ドレッシングルームにリフォームするポイントは、部屋の環境づくりです。衣類からはわたぼこりが出やすいのでコーティングが施されたフローリングなど、掃除がしやすい床材を選びましょう。また湿気は衣類の大敵です。外壁に面した壁には結露を防ぐ断熱リフォームと、換気設備の取り付けも忘れずに。壁に調湿機能がある機能性壁材を張るリフォームをしておけば更に安心です。
窓から強い日差しが入る部屋は、紫外線で衣類が焼けてしまいますので、ブラインドなどシッカリとした日除けを付けましょう。洗面台の取り付けリフォームには、給排水工事が必要となります。洗顔時のことを考えてお湯が出るようにしておくことも忘れずに。
男性用のドレッシングルーム。洗面台の代わりに靴の手入れをするデスク。秘密基地のようなイメージ(セフィット)
玄関に靴だけでなくクローク収納を作るリフォーム
玄関の近くに空き部屋があったら、靴だけでなくクローク収納を作るリフォームをしておくと便利になります。クローク収納とは玄関の脇に作る、コートなどを掛けておくスペースのこと。靴やゴルフバッグ、ベビーカーなどもすべてしまえるようにしておけば、玄関がスッキリ片付きます。玄関脇のシュークローゼット。コートなどが収納できるようクロークの機能を付加すれば更に便利(パナソニック)
玄関の近くにクロークを作るメリットは、玄関でコートを脱ぎ着することで、外からのホコリや花粉を家の中に持ち込まないようにできるところです。また他の衣類と分けて収納するので、季節の衣替えがラクにできるようになります。
次のページでは、これらの集中収納を作る時に、絶対に注意しておきたいこと! 部屋が片付くかどうかは、ドアの位置次第? ウォークスルー収納のメリットもご紹介します。