シンプルライフ/シンプルライフの達人

究極のシンプル旅スタイル「野宿」の達人登場(3ページ目)

最もシンプルな旅のスタイル「野宿」。今回は、そんな野宿旅の達人にお話を伺ってみました!

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

野宿の注意点

シュラフ

グループ野宿。寝袋で朝まで語り明かす?

かとう:よく、「野宿!? 危なくないの?」って言われますが、野宿旅をしてきたこの10数年、幸い危ない目にあったことは一度もありませんでした。野宿場所をよく選んでいるのもあるだろうけど、日本は皆さんが思っているより治安がいいんじゃないかなあ。
ガイド:野宿場所の選び方のアドバイスをお願いします。
かとう:私は、公衆トイレをチェックしたりします。「落書きがない」「掃除が行き届いている」所のほうが安心できます。また、「寒さをしのぎやすい所」「トイレに近い所」「虫の来ないところ」など、その時なにを自分が重要視するかによっても、野宿地は変わってきます。また、法的にはグレーゾーンであることも多いので、近隣に住む方に迷惑をかけないことは必須です。
ガイド:避けたい季節は?
かとう:梅雨と真夏ですね。真夏は、実は真冬よりも過酷です。夜、外に出ている人が多いので、野宿地を探しにくくなるのと、ヤンキーが出没するから(笑)。ベストシーズンは5月と9月です。


達人のシンプルライフ

足つき寝袋

これは便利!「歩ける寝袋」

ガイド:いつもの暮らしぶりを教えてください。
かとう:仕事を持っているので、実は最近は以前ほど遠くを旅できずにいます。だから、皆と集まって、都心の公園で野宿……みたいな、「近所でする野宿」の比率が増えてきました(笑)。
ガイド:お家の中はいかがですか?
かとう:えー(笑)、実は片づけが苦手で……。今、祖母が遺した古家に一人暮らししているんですが、祖母の遺品がまだ手つかずで残っているんです。テレビ? ちょっと前までなら白黒のブラウン管テレビが映ってたんですけど、地デジ化で砂の嵐になってしまいました。布団は、持っているけどあまり使っていません。マットレスの上に寝袋を載せてそこで寝ています。掃除機も持っていませんが、ちょっと欲しいなとは思っています。
ガイド:家の中でも寝袋!? ワイルドですね。
かとう:でも、野宿の時は寝袋の下に敷くエアマットがないと、最近キツいと感じるようになってしまって……。私もヤワになったものです(笑)。


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