究極のシンプルライフ「野宿」!?

顔写真

かとうちあき 神奈川県生まれ。「人生をより低迷させる旅コミ誌『野宿野郎』」編集長。著書に『野宿入門』(草思社)、『野宿もん』(徳間書店)がある

西行、芭蕉、山頭火――。
シンプルライフの精神は、モノを持たずに自由に生きる「旅」にあります。

宿もベッドも必要としない「野宿」は、旅の中でも最もシンプルなスタイルと言えるでしょう。今回は、そんな野宿旅の達人にお話を伺ってみました!

野宿旅の達人というと、どんなむくつけき大男? と思えば、現れたのはなんと、色白で華奢な若い女性。ミニコミ誌『野宿野郎』を主宰する野宿旅愛好家、かとうちあきさんです。


なぜ野宿?

側溝

人生初の野宿は、国道近くの側溝の「中」!

ガイド:かとうさんはいつから野宿を?
かとう:高1の春休み、女子高の友人と、学校のある横浜から熱海に徒歩で行くことにして、戸塚あたりで日が暮れたので、そのまま野宿しました。
ガイド:ええっ、女子高生が野宿!? どうして野宿しようと思ったんですか?
かとう:高校生になったら、寝袋1つ持ってあてどない旅をしてみたい、そう思っていました。中学生の頃、近所の大学生のお兄さんが、休暇に貧乏旅行をして、泊まるところがなくなってお寺の軒下に泊まった話なんかを聞かせてくれたんです。それを聞いて、「いいなー、青春って感じ! 私も野宿旅がしてみたい!」と。高3の時は、夏休みいっぱいを使って、青森県の竜飛岬から山口県の下関まで、「本州縦断野宿の旅」も。これも友人と歩き始めたんですが、途中からは一人になっちゃいました。以来、野宿に目覚め、日本各地で野宿旅をしています。