Milano Salone2013 最新レポートVol.2
サローネ2013に見る最新キッチン動向
ミラノサローネ(ミラノ国際家具見本市)2013が4月9日(火)~14日(日)までの6日間にわたってミラノ郊外のローフィエラ会場で開かれた。ローフィエラ会場は見本市会場総面積が約53万平方メートル、展示会場面積が約20万平方メートルと、東京ビッグサイトの約3倍の展示面積を誇る世界最大級の展示会場で、今年度の来場者数は約32万5千人、参加国は160カ国、外国人来場者は全体の68%で、特に中国人の来場者が目立ち、日本人はほとんど見かけないほどだった。
今までの海外見本市でも中国人の姿は多く、そのほとんどの人たちはキッチンや家具の詳細までもつぶさにメモって、写真を撮る姿が気になっていたが、今回は各ブースの中で積極的に商談を進めている姿が目立ち、ここでも日本人の姿はまれにしか見られず、昔日の感が強い。
今年はEURO CUCINA(ヨーロッパ・キッチン展)と交互に開催されるEURO LUCE(ヨーロッパ照明機器展)の年で、キッチンの出展は少なかったが、家具メーカーでキッチンを手がけるRIVA1920やEuromobilなど家具とキッチンを合わせて出展するメーカーも20社近くあった。
今年のミラノサローネ最新レポートは8回にわたって、ミラノサローネ以外に市内で開かれた500近いイベントの一部も順次報告したい。
サローネ会場初日の入り口風景・今年のミラノは雨の日が多く寒かった。
サローネ会場初日の入り口風景・ゲートの開くのを待つ来場者の3割近くは中国人!
サローネ会場入り口風景