ほかにもあるLightroom 5のおすすめ機能
やはり今回のバージョンでガイドが特に便利だと思うのが[レンズ補正]に追加された[基本]機能でしょう。これまでの各メーカーやレンズのモデルを自動で検出して、それに合わせたゆがみを補正してくれる[レンズプロファイル]による自動のレンズ補正機能に加えて、パースによる傾きやゆがみも一括補正してトリミングまでしてくれます。もちろん100%満足のいく補正が得られるとは限りませんが、手動での手間が大きく省けることで、多くの同じカメラとレンズで撮影した写真も手早く補正が完了します。
プロファイルがない場合でも、専用のダウンローダーを使って一般公開しているプロファイルの利用も可能です。
また、Lightroomでは新機種のカメラのRawにも対応が早く、「Camera Raw」プラグインが更新されるごとに、未対応だったRaw画像も読み込めるようになります。
スマートフォンなど、写真を撮影する機会が多くなり、ますます写真の管理が面倒になりがちの昨今ですが、Lightroom 5ではRaw画像に限らず、JPEGの写真も含めた多くの写真から、見たい写真をすぐに選び出す手段が用意されています。
現在、パブリックベータ版は2013年4月16日~6月末まで試用が可能で、その後は製品版(有料)を購入することになりますが、写真の管理と編集を兼ねる本格的なソフトとして、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
パブリックベータ版のダウンロードとインストール
パブリックベータ版は、米国AdobeサイトのAdobe Labsからダウンロードをします。あらかじめAdobe IDへの登録とサインインが必要です。
[Download Lightroom 5]をクリックして、MacかWindows、いずれかのOSのファイルをダウンロードします。
ダウンロードファイルを展開、実行し、指示に従ってインストールをします。
起動すると、以前のバージョンを使っている場合は、新しいカタログを作るように促されますので、[別のカタログを選択]をクリックし、新規カタログ(ファイル)名を入力して[保存]をクリックします。その後、日本語版のLightroom 5ベータ版を使用することができます。
[別のカタログを選択]をクリックします。
■Adobe Photoshop Lightroom 5
パブリックベータ版
提供期間:2013年4月16日~6月末まで
提供方法:米国アドビサイトより無償ダウンロード
日本語案内:Photoshop Magazineサイト
対応OS:
Windows 7(Service Pack 1)日本語版、またはWindows 8
Mac OS X 10.7、または10.8 日本語版
※本記事においては「Adobe Photoshop Lightroom 5 パブリックベータ版」を使用。スクリーンショット、パッケージショットは Adobe Systems Incorporated の許諾を得て使用しています。