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Lightroom 5 の写真現像に特化した新機能

Adobe Photoshop Lightroom 5 は、フォトグラファーのための写真の管理・現像・活用に特化したソフト。新バージョンのベータ版が公開され、6月末まで誰でも無料で試用できます。新しいLightroom 5ではどのようなことが便利になったのかを中心に解説します。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

「Lightroom 5」の人気の理由とは?

Adobe Photoshop Lightroom 5(アドビ・フォトショップ・ライトルーム5、以下Lightroom 5)は、写真の管理・編集・活用のための機能を1つにまとめたソフトです。
Lightroom 5のインターフェイス。

Lightroom 5のインターフェイス。


このようなソフトは数多くありますが、Lightroom 5が主にプロやハイアマチュアのフォトグラファー向けとされる理由には、デジタルカメラ特有の生の画像データである「Raw(ロウ)」を思い通りに仕上げやすいことや、強力な画像管理機能があげられます。

Raw画像は、フィルムカメラのフィルムのように、撮ったままを記録したデータです。一般的なJPEG形式の画像よりも色や明るさの情報が多く含まれているため、より細かい編集や補正ができることが特徴です。

ですから、プロやハイアマチュアが写真1枚1枚にこだわりを持って質の高い写真に仕上げるためには、あらかじめRaw画像形式で撮影し記録しておくことが常識となっています。

ところがこのRaw画像はカメラ特有の形式であるために、開いて見たり、補正をするためには、各カメラメーカーの機種別のRawに対応したソフトやブラウザーが必要になります。
エクスプローラで見ると通常Raw画像のファイルはアイコンに写真が表示されません。

エクスプローラで見ると通常Raw画像のファイルはアイコンに写真が表示されません。


RAWとJPEGの違いを知ろう

今回紹介するLightroom 5は、このようなRaw画像を見たり編集できるソフトのひとつなのです。

フィルムを暗室で現像するイメージに近いことから、Raw画像を編集することを「現像する」と言いますが、Lightroomはこの現像機能が扱いやすく画像の管理機能が優れていることで、誕生から6年間、多くのフォトグラファーに支持されています。
Lightroom 5で開いた、拡張子が「.ARW」形式(SONYのカメラの)Raw画像。

Lightroom 5で開いた、拡張子が「.ARW」形式(SONYのカメラの)Raw画像。


ちなみに、自分のカメラのRawがLightroom 5に対応しているかどうかを、「Camera RawプラグインおよびLightroomのサポート対象カメラ」で確認できます。

説明だけでは難しいソフトに思われそうですが、初心者でも直感的に操作しながら、プロと同じようなクォリティの写真に仕上げることができます。

逆に、プロがこんなに楽をしていいのだろうかと思うほどの新機能を次のページで紹介します。

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