ボルダリングとの出会い
90年代半ばに留学先のイギリスでボルダリングというスポーツを知りました。ボルダリングは、簡単に言うと岩登り(「ボルダー=少し大きい岩ころ」)のことです。60年代後半からアメリカを中心にヨーロッパでもフリークライミングの一種として大きく発展しました。欧米の人にとっては、小さな子供から年配の方まで気軽に楽しめるスポーツとして親しまれています。
ボルダリングとフリークライミングの違いって?
ボルダリング
もともとは、クライマーがトレーニングの一環としてスタートしましたが、90年代に入って人口壁が出現したことで、自然の岩場だけでなく、室内でも楽しめる環境が整ってきました。
フリークライミング(岩壁登攀がんぺきとうはん)の場合は、安全を確保するためにロープワークなどの習得が必須ですが、ボルダリングの場合はその必要がありません。つまり、体ひとつですぐにスタートできるスポーツです。そして、一人でも楽しめること、これも大きな特徴かも知れません。
ロープを使うクライミングでは、もちろん一人では楽しめまないので、パートナーとの関係が重要になってきます。ボルダリングの場合は、もちろん二人でも三人でも楽しむことも出来ますが、ひとりで黙々と自分の課題に取り組むこともできます。気軽さとおひとりというキーワードも、昨今のボルダリングブームを牽引しているかも知れません。