ガンホーの大ヒットパズルゲーム パズル&ドラゴンズ

 

 

ガンホーの大ヒットパズルゲーム。ソーシャルゲームとして語られる事が多い本作だが、実は他プレイヤーとのインタラクションは弱く、ソーシャル的要素はさほど多くはない。

特筆すべきは純粋なパズルゲームとしての新規性である。ドロップを一つ掴んでドラッグすることで連続的に入れ替えて色を揃えるのだが、これはタッチパネルでなくてはできない体験だ。

iPhoneでプレイできるゲームは数あれど、こういった「ならでは」の操作システムを持つゲームはさほど多くない。この独特の操作感は「Dungeon Raid」が元ネタだと思われるが、決してパクりにならず、実にうまく取り込んでいる。さてこのドロップを掴んで動かせる時間「だけ」が数秒に制限されている。ドロップに触れるまではいくら時間をかけても良い。

プレイヤーはドロップの配置をみて、しばらくウンウンと考え、動かし方を頭の中でシミュレートし、覚悟を決めてから「えいやっ」と色を揃えにいくのである。このシステム自体が面白いゲームの要素を余すことなく包括している。

即ち、「攻略方法の立案→試行→結果のフィードバック」である。面白いゲームはパズドラに限らず、このサイクルが例外なく機能している。パズドラはゲームの一番中心にあるパズルが相当面白いのである。

一見あたり前だが、ことソーシャルゲームに限ってみれば、ゲーム性皆無のくじ引きだけなんてのがゴロゴロしており、そういうゲーム?がライトゲーマーに受けている状態を我々コアなゲーマーは苦々しい思いで眺めてきた。パズドラはそういうソーシャルゲームに近い場所に位置しながら、ゲームとして十分遊べる内容を持っていた。

そしてその上にライトゲーマー層を取り込みやすい、モンスターを集める「コレクターとしての楽しみ」、集めたモンスターを強化する「育成の楽しみ」、ステージに合わせてモンスターを選抜する「デッキを作る楽しみ」で魅力的にデコレーションされているのである。かくして、誰がプレイしても面白いゲームがここに誕生した。

もしあなたが私と同じくソーシャルゲームに抵抗のあるゲーマーなら。食わず嫌いをあらためてどうか一口体験してみて欲しい。きっと口に合う筈である。

■メーカー:GungHo Online Entertainment, Inc.
公式サイト:http://www.gungho.jp/pad/
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