ジュニアシートは価格差、性能差が大きい
助手席には使えないの?
(Q)助手席に使用できる子供用シートはありますか?
(A)・・・エアバッグが付いている車両がほとんどで、エアバッグをキャンセルできる仕組みもない車が2013年現在、日本ではほぼすべてなので、助手席にベビーシートやチャイルドシートを乗せる事は禁止となっています。事故はそれほどでもなくても、エアバッグが子供にダメージを与えてしまう事があるからです。エアバッグは爆薬を使用しますので、使い方ひとつで死に至らす怖い面も併せ持っているのです。
海外の車で、エアバッグキャンセラーが付いている車両は使用可能です。
(Q)ジュニアシートでも助手席は使用禁止ですか?
(A)・・・原則お勧めはできませんが、禁止事項とまでは言えません。車両、およびジュニアシートのマニュアルの記載に従ってください。ジュニアシートは重心が低いものが多く、乗車位置が、ベビーシートや幼児用チャイルドシートほど特異ではありません。比較的大人の乗車位置に近い気がします。そのため、エアバッグが影響しにくいと思われる位置まで座席を下げて使用するなど配慮すれば、使用が可能という余地があります。
(Q)乳児幼児兼用チャイルドシートについて、双子なので、一台は是非助手席に付けたいのですが。
(A)・・・エアバッグがあり、キャンセルできない車両では、乳児用も幼児用も、助手席の利用はできません。事故の際、自殺行為になるので諦めてください。
後部座席に2台となると、お世話がしにくいだろうと思います。乳児幼児兼用のチャイルドシートなどの場合、ドアを開けたところに固定のためのシートベルトが大きく横切る場合もあります。そうしたものが2台並ぶと不自由なので、取付方法をよく確認して購入しましょう。
子供との車での外出が頻繁な方は、車の中で授乳したり、おむつ替えしたりできるととても助かります。セダンでチャイルドシート2台が場所を占領すると、そうしたスペースがないので、プラスアルファの座席がある広めのワンボックスなど、車両の買い替えも視野に入れた方がいいかもしれません。
ジュニアシートに移行した場合は、幼児期ほどのリスクはありませんが、エアバッグは子どもにとって凶器となることを踏まえて検討ください。
