チャイルドシート/チャイルドシートの基礎知識

チャイルドシート Q&A(2)

チャイルドシートの選び方、使い方などで、迷いやすいところ、判断しにくいポイントを解説します。

森本 博

執筆者:森本 博

チャイルドシートガイド

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ジュニアシートは価格差、性能差が大きい

チャイルドシートの選び方、使い方などで、迷いやすいところ、判断しにくいポイントを解説します。第二弾はジュニアシートも含めたQ&Aです。

(Q)15キロになったのでジュニアシートに買い替えたいのですが、身長が88センチ程度でかなり太り気味です。安全に使えますか?  →P1下記参照

(Q)体重が15キロに足らないのですが、身長が100センチあり、幼児用チャイルドシートに座っても頭がかなり飛び出てしまいます。 →P1下記参照

(Q)ジュニアシートは、簡単に抜け出せてしまうと聞きますが本当ですか? →P1下記参照

(Q)助手席に使用できる子供用シートはありますか? →P2

(Q)ジュニアシートでも助手席は使用禁止ですか? →P2

(Q)双子なので、一台は是非助手席に付けたいのですが、そういう場合でもダメでしょうか。 →P2

(Q)ジュニアシートはとても安価なものから、高価なものまでありますが、何が違うのですか? →P3

(Q)インパクトシールド付のジュニアシートの快適さ、安全性はどうなのでしょうか。 →P3


ジュニアーシートへの移行タイミング

(Q) 15キロになったのでジュニアシートに買い替えたいのですが、身長が88センチ程度でかなり太り気味です。安全に使えますか?

(A)・・・まだ幼児用チャイルドシートで様子を見た方がいいと思います。ジュニアシートは背もたれ付きなら15キロから使用対象ですが、目安の身長が100センチです。90センチにも満たないようでしたら、ちょっとでも姿勢が崩れたらシートベルトが首にかかって危険ですので、まだ買い替えは早いと思います。


(Q) 体重が15キロに足らないのですが、身長が100センチあり、幼児用チャイルドシートに座っても頭がかなり飛び出てしまいます。

(A)・・・ジュニアシートに移行するのが無難と思います。幼児用チャイルドシートは、背もたれの一番上の位置より、耳の頂部がはみ出すようですと限界を超えて安全を保てません。ジュニアシートで体重が足らないことのリスクより、チャイルドシートで頭部が大きくはみ出すリスクの方が気になります。


(Q) 体重が15キロに達しました。身長も100センチ近くあります。けれど、とにかく落ち着きがない子で、シートを抜け出そうとすることが多いので、ひやひやします。ジュニアシートは、簡単に抜け出せてしまうと聞きますが本当ですか?

(A)・・・あいにくその通りです。一般的なジュニアシートは、大人のシートベルトを直接かけて使用します。子どもの体格に合わせて、肩甲骨や骨盤にベルトがあてがわれるように補正をするのが主な目的で、シートベルト自体はそのままなので、引っ張れば伸びてしまい、抜け出しも可能です。

抜け出しにくいものとしては、5点式のハーネスのままで7歳ころまで使用できるコンビのマルゴットやレカロのRECARO Start 07などがあります。これまで両肩、両腰、股の5点式ハーネスは、体重18キロの幼児用チャイルドシートにしか採用されてきませんでしたが、これらの商品は体重25キロまで対応します。その代り、回転やリクライニングなどの機能は省略されており、シンプルゆえの本体剛性の高さで、5点式ハーネスを長く使用できるように設計した製品です。

コンビ マルゴット EG ミラノブラック
コンビ マルゴット S トリノグレー

 

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