採寸と取付のコツを覚えれば、予想以上に簡単に取り付けることができます。今回は、まず第一歩として、『ブラインドを注文する際に必要な寸法の測り方』をまとめました。
是非トライしてみてください。
ブラインドはシンプルな空間づくりに最適
ブラインドは、窓枠の、『どの部分に取り付けるのか』によって、測る部位が変わります。
ブラインドの取付方法を指定する際に、『正面付』と『天付』という2通りの呼び名があります。
『正面付と天付の違い』の画像のブラインド、左奥は窓枠の中に取り付けられています。この取り付け方を『天付』といいます。右手前の枠の外、枠正面に取り付けられているものを『正面付』と呼びます。
正面付と天付の違い
今回は4つのパターンの測り方について、ご紹介します。
1.窓枠の中に取り付ける場合(天付)
1.窓枠の内法寸法、2.内法高さ、3.窓枠の下(取り付け高さ)から床までの距離、4.窓枠の奥行きを測ります。この場合の取付方法は『天付』というスタイルになります。
このとき、1と2は左右中央など数か所で採寸し、一番数字の小さい結果を寸法とします。また、ミリ単位はセンチに切り捨てます。例えば1244ミリの場合は1240センチ、1266ミリの場合は1260センチです。
ブラインドを窓枠の中につける場合に測る場所
掃き出し窓の場合は『ボトムレール』というブラインドの一番下にあるバーが床に当たって斜めになってしまうのを避けるため、1センチ短くします。
ボトムレールが床に触るので掃き出し窓の場合は1センチ短くオーダーする *画像提供 株式会社ニチベイ
2.木枠正面に取り付ける場合の採寸方法
窓枠の正面に取り付ける場合は、3カ所を測ります。1.窓枠の内法寸法、2.内法高さ、3.窓枠の下(取り付け高さ)から床までの距離を測ります。
ブラインドを窓枠につける場合
光漏れなどが気になる場合は、幅、丈とも4センチ程度大きくするとよいでしょう。また、畳みしろ(=ブラインドを上にまくり上げた時に、畳まれたブラインドが重なった状態になります。これを『畳みしろ』と呼びます)が気になる場合はその重なり分、上の方に取付すると良いでしょう。
畳みしろが気になる場合は窓枠より上の壁面に取り付けることになりますが、その場合取り付ける壁面に下地が入っていることが必須です。*画像提供 株式会社ニチベイ
次のページでは、カーテンボックスに取り付ける際の採寸方法、カーテンレールに付ける際の測り方をご紹介します。