古さだけでなく、発行枚数などによりレア度が変わってくる
切手収集というと、記念切手を思い浮かべると思いますが、一般的に使用される通常切手も、奥深い楽しみがあります。写真の緑色の切手は封書が50円の時代に非常によく使われたものですが、ご覧のように発行年によって色が違うだけでなく、数字の書体や、ローマ字の有無などが異なります。間違え探しをしているような楽しさがある上に、いろいろな色の切手をそろえる楽しみもあるのです。
左側が発行年の古い切手ですが、一番左の茶色のものよりも、二番目の小豆色の切手がレアで、額面50円ですが1000円以上の価値があるようです。これは小豆色の切手が1966年12月26日発行なのに、次の赤色の切手が1967年7月1日に発行されており、小豆色の切手の販売期間がわずか半年間しかなかったために、レア切手になっているのです。このように単に古さだけでなく、発行枚数などによりレア度が変わってくるのを確かめるのも、面白いものです。
みなさんのコレクションの中にも、意外な色の切手が含まれていないか、是非確認してみてください。