テクノポップ/海外のテクノポップ

世界の渋谷系を巡る(5)~フィリピン編(2ページ目)

東南アジアを巡っていますが、タイ、インドネシアに続いて、フィリピンへ。マリーンだけではありません、フィリピン。ラテンなイメージの国ですが、フィリピンのインディーポップは、意外にスコットランドや北欧ぽっかったりします。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Orange And Lemons

Orange And Lemons? 見覚えがありませんか? XTCの1989年のアルバムの名前ですよね。かなりビートルズっぽい名作。XTC好きから、このバンド名になったに違いないと思い込んだのですが、最初は、Oranges And Lemonsという名前で、XTCのアルバム名を後で知って、現在に名前になったとの事。4人のメンバーは、Mcoy Fundales、Clementine、JM del Mundo、Ace del Mundo。

現在は解散していますが、3枚のアルバムをリリースしています。セカンド・アルバムは、『Strike Whilst The Iron Is Hot』(2005年)。

Strike Whilst The Iron Is Hot
(Amazon.co.jp)
strikewhilsttheironishot

Strike Whilst The Iron Is Hot




 
彼らの代表曲でもあるのが、このアルバムに収録の「Pinoy Ako」。 「私はフィリピン人」とでも訳しましょう。スコティッシュなイントロのメロディーが心に残ります。

Pinoy Ako (YouTube)

この曲に似ていると物議を醸したのが、Careの「Chandeliers」(1985年)。確かにイントロ部は限りなく近い。Careは、Paul Simpson(The Wild Swans)とIan Broudie(Big In Japan、Original Mirrors、後にThe Lightning Seeds)がいたリヴァプール出身のグループです。事の真意は解りませんが、Care自体はフィリピンでも人気がありました。

Chandeliers (YouTube)

 

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