オーロラ観賞はずっと屋外にいるわけではない
先住民のテントを待機場所にするオーロラビレッジ社。テントといっても、中はキャビンと変わらない暖かさ (C) Aurora Village
・オーロラツアーに参加し、観賞施設に行ってオーロラ観賞
・オーロラの見えるロッジに宿泊し、その場でオーロラ観賞(ホワイトホースのオーロラ観賞の記事参照)
……という2つの方法があります。いずれの場合も、待機用のキャビンやテント、宿泊しているロッジなど、暖をとる場所があり、中は防寒具の上着を脱ぐほどの暖かさです。そして、オーロラが出ると、そこから屋外に出て観賞するわけです。なので、防寒具を使わずに厚着をした場合、待機場所では暑過ぎて、何枚も脱ぐ羽目になってしまいます。
防寒具はツアー初日から最終日まで使えるので、オーロラ観賞ツアー以外の昼間でも使えます。外に食事に行ったり、買い物をしたりするにも、防寒具は何かと便利です。
夏という言葉からはほど遠い。結構寒いぞ、夏のオーロラ観賞
冬と違って、もちろん積雪はなく、風景は別物だが、見えるオーロラは同じ (C) Aurora Village
この「夏」のオーロラ観賞ですが、言葉から想像すると、ずいぶん暖かい気候の中でオーロラが見られるように思えます。しかし、そこはやはり極北の地。冬よりも気温が高いことは間違いありませんが、夏といっても、朝晩は気温が氷点下になることもあり、結構寒くなります。夏のオーロラシーズンと呼ばれる時期を、東京の気候に当てはめてみると、8月が晩秋、9・10月が冬と考えれば、良いでしょう。
極地仕様のレンタル防寒具も用意されていませんし、特殊なものは必要ありませんが、冬の装いが必要になります。同時期の日本の気候とは大きく異なるので、ご注意を。