没後2~3週間かけて準備されるバリのお葬式
バリ島のバリヒンズー教の信者の方にとって、人生最大のイベントは「お葬式」。バリ島に行くなら、必ずお葬式を見て来なさいと、言われるほど、ここのお葬式は独特で賑やかです。没後最低でも2~3週間はかけて準備されるお葬式は必見です。お葬式ツアー
「お葬式を見に行くなんてなんだか不謹慎みたい? 」普通、お葬式は故人の家族の悲しみの中で行われるので、お祭りを見に行くような感覚では、決して出かけられないものですが、バリ島では違います。ここでは葬式は輪廻転生の通過儀礼の一つでしかないのです。どんなにお金持ちの方でも準備に3週間は要するということで、準備の間にご家族の方の悲嘆も薄らいでいくのでしょうか? ご家族の皆さんニコニコの笑顔で、物見遊山気分の観光客でさえ歓迎してくれるのがバリ島のお葬式なのです。
高い塔や動物の張り子の輿
バリ島のお葬式では、最初にお神輿のような高い塔の輿に、棺を載せて村の中を練り歩き、最後、火葬の寺へと向かうのに、牛、馬、鳥などの大きな張り子に棺を載せ替えます。そして最後は、その張り子ともども、一緒に荼毘にふされるのですが、その賑やかさは、まるでお祭りのようです。最近では合同葬儀もあります
大きな張り子の動物や高い塔は、お金持ちの方の葬儀だそうです。お金の無い方は、一旦仮埋葬し、お金が貯まった時点で(何年も過ぎることがあるそうです。)遺体を掘り起こして葬儀を執り行うこともしばしばあるとか。また近年では葬儀費用節約のために、7~8月に、村で纏めて合同葬儀を執り行うようになったそうです。スケジュールが比較的早くからわかっているお葬式
このように葬儀に大変な準備を要するバリ島では、1週間~10日前ぐらいからお葬式のスケジュールが新聞に掲載されるそうです。比較的長く滞在される方は、ホテルのコンシェルジュの方に依頼されておくと、(運が良ければ)盛大なお葬式が、どこで何時行われるのか教えてくれます。その他には、ツアー会社に依頼されることをお勧めします。■バリ島のお葬式 ガベン観光ツアー
取扱会社:ゴーバリバリ
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