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船橋市など4市が政令市移行を共同研究

4月から中核市に移行した柏市に続いて、松戸市を中心とする4市が中核・政令指定都市を目指す動きを強めています。その他千葉県内の各自治体の動きと合わせて最新の動向を紹介しましょう。

執筆者:山下 和之

船橋市など4市が合併して政令指定都市に?

すでに中核都市として財政面などでメリットを得ている船橋市
すでに中核市として財政面などでメリットを得ている船橋市
人口30万人以上の都市が対象となる中核市。指定区域外の国道・県道の管理、児童相談所の設置・教職員の任命などの権限が都道府県から移管され、より地域に密着した行政を行うことができます。千葉県では、4月1日に柏市がこの中核市になりました。

千葉県ではすでに2003年に船橋市が中核市になっていますが、その船橋市を中心に、周辺の松戸市、市川市、鎌ヶ谷市と合同で「東葛飾・葛南地域四市政令指定都市研究会」が設置されています。3月28日に開催された第2回の会合では、中核市にとどまった場合、合併して政令指定都市に移行した場合の財政面の影響についての調査結果が発表されました。

それによると、4市が合併して中核市となった場合、人件費などの削減効果はあるものの、トータルすると、歳入・歳出ともに約35億円の減少で、ほとんど効果はないという結果。他方、政令指定都市に移行した場合には、35億円程度の余剰分が生まれ、合併直後から歳入が歳出を下回ることがなくなることが明らかになりました。とはいえ、実際に合併に向けて動き出すことになるのかどうか、今後の動向はまったくの白紙のようです。

関連リンク
東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会


柏市で高齢者無料バスがようやく試運転

柏市では、市内の3つの自動車教習所の送迎バスを利用した「柏市高齢者おでかけ支援事業」を5月20日からスタートさせました。65歳以上の市民が無料で利用できるもので、交通不便地域を解消する6路線、104の乗降場所が設置されます。

この無料バス、当初は2006年11月から運行を開始する計画でしたが、タクシーや路線バス会社の猛反発もあって、実施が延び延びになっていたもの。1年半かけた市側とタクシー・路線バス会社の話し合いが一段落、このほどようやく試運転にこぎ着けたわけです。ただし、今回のスタートはあくまでも試運転であり、その期間は1年に限られています。市としては、半年後、1年後にタクシー・路線バス会社などと再度話し合いの場を設置して、一刻も早く試運転ではなく、恒常的な運行に持っていきたい意向のようです。

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柏市役所

スポーツ系40店舗の商業施設オープンへ

大手鉄鋼メーカーJFEの工場跡地で開発が進められている千葉市の「ハーバーシティ蘇我」。227ヘクタールにも及ぶ広大なエリアの整備計画で、第一段階として2005年4月にイトーヨーカ堂を中核とする「アリオ蘇我」などがオープンしています。第二段階として、2006年春には大型の花壇やフィットネスクラブなどが設置され、年間の集客は1800万人に達しています。そして2008年冬には、第三段階として家電の大型店がオープンしたのに続いて、この6月中旬にはスポーツをテーマにした商業施設がオープンする計画です。Jリーグのジェフ千葉のホームグラウンドであるフクダ電子アリーナの前にあるという立地を活かしたもので、スポーツ用品店など40店を誘致し、サッカー観戦用の大型スクリーンも設置されます。

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ネクサス

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