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要塞遺跡が多く残る歴史と文化の地 「江華島」

ソウルからの日帰り圏に、江華島という島があります。島の名前は、韓国の読み方では「カンファド」。日本語では「こうかとう」と読み、近代史の江華島事件を思い出す人も多いのではないでしょうか。

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諸外国からの侵攻に翻弄された島

 

 

ソウルからの日帰り圏に、江華島という島があります。島の名前は、韓国の読み方では「カンファド」。日本語では「こうかとう」と読み、近代史の江華島事件を思い出す人も多いのではないかと思います。

島とは言っても2つの大きな橋でソウルとつながっているので、バスにて片道1時間40分で往復可能。史跡の多い島なので、喧騒のソウルから離れて歴史散策をしたい向きにお勧めの旅先と言えるでしょう。

朝鮮半島の神話には、朝鮮半島に初めて国を作ったとされる「檀君(ダンクン)」が出てきます。その檀君が天から地上に最初に降り立ったのが、ここ江華島と言われています。

江華島がたどった歴史は決して平坦なものではありませんでした。地理的位置もあり、諸外国からの侵攻を多く受けてきたのです。島にはそうした歴史を物語る昔の要塞も残されています。

ソウル発着のこのツアーは、一日かけて江華島のみどころをまわります。8時にソウルを出て、島に着いたらまず「江華歴史博物館」へ。旧石器時代から近代までの史料、民俗資料や、鉄砲、大砲などの武器類が展示されています。

次に向かうのは、「江華支石墓」という青銅器時代の遺跡です。「支石墓(ドルメン)」というのは、基礎となるいくつかの石が、平たく巨大な石を支える、テーブルのようなかたちの墓のこと。世界各地に見られますが、韓国には特に多く、江華支石墓をはじめ3か所が世界遺産に登録されています。

次に肉眼で北朝鮮を望める「江華平和展望台」へ行き、その後、麦飯ビビンバの昼食タイムとなります。

午後は、高句麗時代の381年に創建されたという説がある「伝灯寺」へ。伝承がもし本当ならば、ここが現存する朝鮮半島最古の寺になるそうです。樹齢600年の大銀杏の木も見ものです。

その後、激しい戦争が続いた19世紀後半の史跡、「広城堡」「徳津鎮」「草芝鎮」をめぐり、17時にソウルに戻ります。島の名物は、高麗人参と、民芸品の「江華花紋席」。いいおみやげが見つかるといいですね。写真は伝灯寺です。

■歴史の旅を楽しみたい方におすすめ!ソウル発、江華島日帰り観光
取扱会社:アイラブソウルツアー(ヨンイル旅行社)
HP(Alan1.net):http://www.alan1.net/jp/asia/korea/sg/2645/ag/12979/

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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