伝統工芸で有名な、ゆったりとした島々
水の都ベネチア。迷路のように運河が流れるとても美しい街なのですが、なにしろ観光客が多すぎます。人ごみにちょっと疲れてきたら、ベネチア本島を離れ、周辺にあるラグーナ(潟)の島々への船旅を楽しみませんか?このツアーは、ベネチアングラスのふるさとムラノ島と、「ミルレッティ」と呼ばれるレース編みのふるさとブラノ島をボートで訪ねます。
2つの島には、ベネチア本島と同様に運河が流れ、ゆったりとした時間が流れています。島内散策はもちろん、伝統工芸の工房で、マエストロたちが見事な技を見学することができます。
ベネチアングラスのふるさとムラノ島
ムラノ島では、ガラス博物館と、ガラス工房に入場します。ムラノ島には13世紀以来のガラス生産の歴史があります。狭いこの島にガラス工房が集まっているのは当時の政策によるもの。工房同士が切磋琢磨することにより、芸術性と技術の全体的な向上を目指したのだそうです。
ベネチアングラスの特徴は、混ぜた鉱物によって色や硬さが変化すること。島には現在も、昔ながらの吹きガラス職人が数多く住んでいます。博物館では、古今のガラスのコレクションが見られます。
レース編みのふるさとブラノ島
ブラノ島では、レース・ギャラリーを見学します。「空中ステッチ」をはじめ、きわめて高度な技術を有するブラノの島のレース編み。繊細で立体的な模様が特徴です。ギャラリーを見学後はフリータイム。ミルレッティのおみやげ店を訪ね歩くのも楽しいですが、この島の家並みにもぜひ注目してください。写真のように、一軒一軒が実にカラフルに彩色されているのです。
このあたりは霧が非常に深くなることがあるため、漁師たちが自分の家がわかるように、目印として派手に色を塗っているのだそうです。
■アンティークグラスのムラーノ島とレース編みのブラーノ島 ラグーン半日観光ツアー
取扱会社:マイバス イタリー
料金:大人(12歳以上)€ 120、子供(2~11歳)€ 84
所要時間: 4時間(12:45~16:30)
開催曜日: 毎日
HP:http://www.alan1.net/jp/europe/italy/venezia/sg/2037/ag/7071/
※データは記事公開時点のものです。