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渓谷美を堪能 三重県「赤目四十八滝」

三重県の「赤目四十八滝」は、全国各地にある「○○四十八滝」と呼ばれる滝の中でも最も有名でしょう。大勢の観光客が訪れるようになった今でも、深山幽谷の趣きをたっぷり残しています。豪快な滝と小滝はそれぞれ流れ落ち方が様々で、名前の由来と照らし合わせて見たりすると面白いです。整備されていますが、楽な道ばかりではないので気をつけてください。

投稿記事

「○○四十八滝」と呼ばれるなかでも最も有名

 

 

「○○四十八滝」と呼ばれるところは、ほかにも河内長野の滝畑四十八滝、紀州熊野の那智四十八滝、飛騨国府の宇津江四十八滝、仙台の鳳鳴四十八滝など全国各地にありますが、やはり、最も有名なのは赤目四十八滝でしょう。寺島しのぶ初主演で話題になった『赤目四十八瀧心中未遂』という映画もありますし…。

大小さまざまな滝が連続する渓谷

 

 

四十八滝といっても、多くの滝があることを表す慣用表現なので、きっちり48の滝があるわけではありません。また、世間一般の滝のイメージからすると、滝とは呼べないような小さいものにも○○滝と名前がついており、豪快な滝の連続を想像されている方には、いささか物足りなく感じられるかもしれません。でも、さすがに赤目五瀑と称される不動滝、千手滝、布引滝、荷担(にない)滝、琵琶滝は、なかなか豪快ですし、その他の柿窪滝、雨降滝、骸骨滝、斜滝、雛壇滝など数々の小滝も、それぞれに流れ落ち方がいろいろで、名前の由来と照らし合わせて見たりすると面白いです。

昼間も薄暗く深山幽谷の趣き

 

 

赤目四十八滝は、明治中ごろまで大部分が人の入らない原生林だったところで、遊歩道が整備され大勢の観光客が訪れるようになった今でも、深山幽谷の趣きをたっぷり残しています。登山装備の必要のない遊歩道ですから、安全といえば安全ですが、けっして楽な道ばかりではなく、絶壁を高巻く急階段もあってそれなりにハードですから、あまり甘く見過ぎないように気をつけましょう。アップダウンが大きく予想以上に疲労する可能性もあるので、往復3時間の標準コースタイムにこだわらず、休憩時間を多めに見積もった余裕のある行程にしたほうが良いと思います。

■赤目四十八滝
住所:三重県名張市赤目町長坂861-1
営業時間 :[4月~11月] 9:00~17:00、[12月~3月] 9:30~16:30
休館日:12月28日~12月31日
入山料:300円(日本サンショウウオセンター入館料を含む)
アクセス:近鉄大阪線赤目口駅から赤目滝行き三交バスで終点下車。徒歩3分
公式サイト:http://www.akame48taki.com

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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