第2の坂本冬美? 古典的な演歌好きにオススメ
新人演歌歌手にして、もう10年ほどの芸歴を持つかのような風格があるのが、この出光仁美(いでみつ ひとみ)です。ジャケットのイメージと、歌っている時の雰囲気がだいぶ違う人でもあります。姉御的な表情で、こぶしを効かせてたっぷりと歌います。歌に余韻があり、定番の演歌を歌う人です。まだ声は若い感じもしますが、これから練習と芸歴を重ねれば、凄く伸びる歌手だと思います。
着物がとても似合う歌手で、結い髪が素敵な人でもあります。桜の花びらがとても似合う、和風でしっかりとした日本女性です。時に優しく、時に凛々しい顔と声で歌います。
出光仁美の歌の中でも、「男 安兵衛・喧嘩花」が最高に魅力的です。台詞を織り込んでいる曲で、そこが更にゾクゾクします。江戸の町をバックに、黒い着物を着て険しい顔しながら上手い語り口調の台詞が最高です。
おんな七里から一本道という古風な題名も、古典的な演歌が好きな人にはたまりません。第2の坂本冬美のような、磨けば磨くほどに歌唱力も本格的になる女性演歌歌手です。
特技は油彩。落語鑑賞が好きという人で、福岡県出身の意地のある人でもあります。ブログでも、その素敵な性格がうかがい知れます。
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