スマートハウスの効果と課題
東日本大震災後、家庭での省エネルギーの切り札として注目されているのがスマートハウスです。スマートハウスは電気の具体的な使用状況を数字やグラスで確認できるので、効果的に節電に取り組むことができます。新築時はもちろん、後からも取り入れできますが、機器と工事費で20~30万円程かかります。HEMS(ヘムス)を導入した場合は200~300万程、一般住宅よりも初期費用は割高になります。一世帯の年間平均の光熱費が約25万としても、単純計算で12年間で導入費用を回収することになります。現段階ではまだ設備費が高いのですが、今後の技術開発で価格が下がれば一気に普及することも考えられるでしょう。ガイド佐川のワンポイントアドバイス
スマートハウスは一言でいえば効果的に節電をすることです。しかしその前に大切なことは建物の気密や断熱の計画。窓の大きさや位置、ガラスの種類、断熱材の厚さなどです。そしてスマートハウスはエネルギーの視点で論じられますが、生活スタイルの見直しも大切な視点で、スマートハウスを意識することで生活の質の向上も考えておきましょう。
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