注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

平面図と展開図で内部空間をつかむ(2ページ目)

一戸建て住宅をつくるのに必要な図面は15~16種類あります。これらの図面はもちろんどれも重要ですが、なかでも意匠図面の平面図と展開図は日常生活の快適度に大きく影響します。設計図書が渡されたら、まずは平面図と展開図をしっかりと確認して内部空間をイメージし、空間を立体的に掴み取ることがポイントです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


展開図のチェックポイント

展開図は各部屋の壁面を一面ずつ表した図で内部空間がわかりやすく書かれている図面です。北から西へ時計まわりに描かれているのが一般的です。平面図では読み取れない高さや位置関係など、室内の仕上がり状況を確認することができます。たとえばエアコンの位置とその下に置く家具とのスペースはどのぐらいあくのか、高窓は手の届く位置なのかなどが読み取れます。

【チェックポイント】

・TV台の高さやカウンターは使いやすい高さになっているか
・階段の段差や踏板の寸法に無理はないか
・浴槽の高さはどれくらいか
・スイッチやコンセントは使い勝手のいい位置にあるか
・窓の高さや扉の高さなどは揃っているか

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エアコンとカーテンボックスは緩衝しない?




ミスが起きやすい箇所はどこ?

わかりづらい窓記号

わかりづらい窓記号

平面図の中に書かれている記号でとてもわかりづらいものがあります。(右図参照)
これは『はめ殺し窓』『突出し窓』『内倒し窓』『すべり出し窓』『上げ下げ窓』など開閉方法が違う窓でありますが同じ記号であらわされます。平面図に開閉方法を描くこともありますが、これらは展開図を見ると一目瞭然です。さらに開閉方法ばかりでなく、地窓や高窓、カーテンボックスとエアコンなど、見落としがちなところも平面図と展開図を合わせて考えることでミスや忘れを防ぐことができます。
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