仏蘭西菓子 御影高杉
神戸の阪急御影に本店を構える人気の洋菓子店「御影高杉」が常設ショップとして東京初登場。店内には15席のスペースをそなえ、喫茶限定メニューも多く揃え、ゆったりと落ち着ける空間となっています。瀟洒な住宅街の中にある本店の雰囲気とはまた異なる、東京らしいスタイリッシュな雰囲気の店構えです。数々のコンクールで受賞歴を持つ高杉良和シェフが提供する、正統派フランス菓子は関西でも多くのファンに愛されています。
お店の人気定番商品である「苺のショートケーキ」は、二段重ねに一杯の苺スライスがサンドされた豪華なつくり。東京の傾向と比較すると、全体に大きめサイズでボリューム感のあるケーキが揃っていて、しっかり召し上がりたい方も大満足です。
今回の東京出店にあたって登場の新メニューは、喫茶限定の「パン ケーキ ア ラ モード」。プティサイズのパンケーキに、「ヘイララ・バニラシロップ」と、生クリームとフルーツを添えて提供されます。上品な小ぶりサイズで、メープルシロップや蜂蜜とも異なり、よりやさしい風味と後味が広がる「ヘイララ・バニラシロップ」でいただくスタイルが新鮮です。
「ヘイララ・バニラ」は、南太平洋・トンガ王国産のバニラで、日本に本格的に導入されるのはこれが初めてとなります。経済的に厳しい状況にあるトンガの村の支援プロジェクトとして、このバニラの栽培・販売が進められているそうです。
高杉シェフにお伺いしたところ、バニラを“フローラル調”と“オリエンタル調”に二分すると、「ヘイララ・バニラ」は前者となり、前面に出て際立つのではなく、控えめに素材を活かす働きをしてくれるのだそう。「御影高杉」のケーキにも、たとえばミルフィーユのカスタードクリームをはじめ、様々な物に使用されているそうです。
「KITTE」限定の焼き菓子「ガレット・ピスターシュ」のような焼き菓子にも使われていて、このバニラがピスタチオの素材を引き立てています。ショップでも「ヘイララ・バニラ」のシロップやエッセンスを販売する予定です。バニラペーストを贅沢にトーストに塗っていただくなど新しいバニラの食べ方を提案していかれるそうです。
「御影高杉」本店でも大人気のメニュー「ミルフィユ・オ・フリュイ」も提供。パリッと表面をキャラメリゼされたサクサクの厚みあるパイ生地で、濃厚でなめらかなカスタードクリームと苺をサンドした、出来たてならではの味わいと食感の対比が楽しめます。
オレンジ風味の温かいクレープにヴァニラアイスを添えたクレープシュゼットも、温度差を楽しめる、イートインならではのデザートです。
<ショップデータ>
仏蘭西菓子 御影高杉
住所 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー地下1階 KITTE グランシェ
電話 03-6256-0804(直通)
営業時間 月~土曜10:00~21:00、日曜祝日10:00~20:00
定休日 「KITTE」の休業日に準ずる
※「高」の字は旧字体となりますが、機種依存文字のため当記事では新字体で表記しています
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