1歳半は成長の節目の時期
外の世界へどんどん出していこう
でも、別の視点から見ると、1歳半というのが、成長の節目になっているということが分かります。
1歳半を過ぎると、ほとんどの子が歩き出します。そしてもう少し経つと、今度はおしゃべりが始まりますね。
- 歩きはじめる→自らの足で動いて、色々な冒険をしたくなります
- 話しはじめる→色々な人とおしゃべりをしたくなります
1歳半を過ぎると、アタッチメントが外へ広がりやすくなるのも、そんな体の成長と合致しているのですね。だから、この時期、お子さんが外へ好奇心を持ち出したら、どんどん連れ出してあげるのがおすすめです。
子どもが外に世界を広げても、ママとのアタッチメントは減るものではない
とは言え、前述したように、日本は母子密着型の育児。1歳半から外へ、なんて言われても、ママ的には気持ちが追いつかないこともあるでしょう。でも、子どもがアタッチメントを外に広げたからといって、そのことでママとのアタッチメントが減ってしまうわけではありません。前ページで書いたように、子どもは、アタッチメントをする人それぞれに1つずつのケーキを膨らませているからです。
だから、アタッチメントを広げるのに適しているこの時期は、子どものためにも、そして、ママ自身のためにも、行動範囲を広げていくのがおすすめです。
なお、ここでご紹介した年齢はあくまで目安です。生まれ持った性格を大事に受け入れ、その子にあった世界の広げ方をしていってあげてください。
■参考図書
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