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最終回、終わりよければすべてよし?

最終回の印象はドラマ全体の評価に影響します。「好きなドラマ最終回」のアンケートから、いい終わり方のパターンを考えてみます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

1月スタートのドラマが最終回を迎えるこの時期、3月14日発行の週刊アサヒ芸能の企画「名作ドラマ&漫画『最終回のヒミツ』を教えよう」に協力しました。

「アサゲー」にしてはエロくない企画、さらに同じ号のグラビアには「これがテレビ60年の『黄金シーン』だ!」、記事には「初ドラマ化でよみがえる女優・大原麗子の情念」などがあります。連載マンガ『めしばな刑事タチバナ』が4月からテレビ東京深夜、佐藤二朗主演でドラマ化されるのでドラマに力を入れているんでしょうか?

それはともかく、協力したのは1000人にアンケートした「私の好きなドラマ最終回」ベストテンにコメントするというのもので、下表のような結果でした。
ドラマ最終回人気ベスト10

                            ドラマ最終回人気ベスト10

これを見ると、好まれる最終回の特徴として
  • バッドエンドよりハッピーエンド
  • 主人公や重要人物の死
  • 「はてしない物語」の一区切り
の3つの要素があります。

バッドエンドよりハッピーエンド

ハッピーエンドが好まれるのがよくわかるのは7位に入った『101回目のプロポーズ』。放送された91年には同じく恋愛ドラマの大ヒット作『東京ラブストーリー』もあり、こちらはベストテン外の13位。最終回でなくドラマ全体についてのアンケートだと、だいたい『東ラブ』が上位にくるんですが、最終回というと『101回目』になる。これは最後に二人が別れるのか結ばれるのかの違いによるものでしょう。

同じく恋愛ドラマの名作『ロングバケーション』は最初の構想では別れる結末だったのを、放送されると「結ばれてほしい」という声が圧倒的だったため変更したそうです。やはりバッドエンドよりハッピーエンドですね。

 

次は「重要人物の死

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