オーロラ観測に着すぎはない! できるだけ重ね着を
アウターの下には、セーターやタートルネックのフリースなどをしっかり重ね着。現地で手に入るような毛糸の靴下もお勧めしたい
分厚いセーターは防寒対策の基本です。中でも、ウールやアンゴラ、カシミアなどの天然繊維は保温性が高いので、そういった素材が含まれたものを選ぶと良いでしょう。分厚いセーターの下にも、タートルネックの長袖を合わせます。着れそうなら、これにフリースをまた重ね着するのも大いにあり。下も、綿のスパッツの上に、フリースなどの暖かくて動きやすいタイプのズボンを履き、さらにスキーウエアのズボンを履くといった形になります。足元は、たとえブーツの裏地が暖かいものでも、綿の靴下に毛糸の靴下を重ねて履きます。
じっとせずに、できるだけ体を動かす
どれだけ服装が完璧でも、やはり時間が立つとだんだん体が冷えてきます。オーロラが現れるのを待っている間は、じっとせずに、なるべく体を動かすようにしましょう。特に、足先、手先は冷えてくるのが早いので、意識的に指を動かします。寒さを感じる感覚は個人差がありますし、ずっと外で待ち続ける必要がない場合は、ここまで徹底しなくても大丈夫なケースもあります。しかし、せっかくの旅行先で、凍傷になってしまったり、風邪を引いて体調を崩してしまっては大変。大げさなくらいの厚着がちょうどいいと言えるでしょう。とにかく無理はせずに、寒さが身に応えるようなら、室内や車内に入って暖を取り、自分の限界を知っておくことが大切です。