「Sigil」を使ってEPUBファイルを作成する方法

「Sigil」のメインウインドウ(Windows XPの場合とWindows 7の場合)

「Sigil」のメインウインドウ(Windows XPの場合とWindows 7の場合)

まず、Sigilを起動すると、右図のようなメイン画面が表示されます。「untitled.epub」というファイル名のEPUBファイルを編集する状態になっており、「Section0001.xhtml」というページ(ファイル)の編集画面が開かれています。

最初は、「ブックビュー」という、電子書籍としての「見た目」そのままに編集するモード(いわゆるWYSIWYG編集モード)になっています。


 
Sigilのウインドウは3ペイン構成
メインウインドウは3ペイン構造

メインウインドウは3ペイン構造

本稿執筆時点では、Sigilのメインウインドウは3ペイン構成になっています。左側から順に、EPUBの構成ファイルを一覧で示す「ブックブラウザー」、ファイルの内容を編集する「ブックビュー(またはコードビュー)」、目次情報を一覧表示する「目次」が表示されています。

これらの表示内容は、メニューの「表示」から選択できます。もし消えてしまった場合や、不要なものを消したい場合には、そこから選択して下さい。


 
「コードビュー」に切り替えてソースを直接編集
「コードビュー」でソースを編集

「コードビュー」でソースを編集

メニューから「表示」→「コードビュー」を選ぶか、[F2]キーを押すと、右図のように「コードビュー」というソース編集画面になります。[F2]キーを押す度に、「ブックビュー」と「コードビュー」が交互に切り替わりますので、表示確認をしながらの編集作業が進めやすくなっています。

ウェブサイトのHTMLを流用してEPUB化(電子書籍化)する場合には、この「コードビュー」画面を使って、ソースをコピー&ペーストしていく方法が便利です。


 

「Sigil」は、ほとんど日本語で使える

多くの機能は日本語で利用可

多くの機能は日本語で利用可

Sigilは、日本語化も進んでおり、ほとんどのメニュー項目は日本語で表示されます。Sigilを起動すると、右図のように各種メニューは日本語で表示されていることが分かります。

もし、完全に英語で表示されてしまっている場合は、言語設定が英語になっています。以下の手順で、設定を日本語に変更しましょう。


 
言語設定を変更
英語で表示される場合は、言語設定を日本語に変更

英語で表示される場合は、言語設定を日本語に変更

メニューの「Edit(編集)」→「Preferences(環境設定)」をクリックするか、または[F5]キーを押すと、右図のようにPreferences(設定)ウインドウが開きます。

左側のメニューから「Language(言語)」項目をクリックして、「User Interface Language(ユーザインターフェイスの言語)」項目と「Default Language for Metadata(メタデータのデフォルト言語)」項目の両方を「Japanese(日本語)」に設定して下さい。

Sigilを再起動すれば、日本語化されたインターフェイスで起動します。


 

スペルチェックの下線が日本語部分に引かれてしまう仕様への対処

日本語に下線が引かれてしまう

日本語に下線が引かれてしまう

Sigilには、英語やフランス語のスペルチェック機能があり、おかしな箇所は赤色の波線でハイライトされる仕様になっています。しかし、右図のように、日本語部分にもことごとく波線が引かれてしまうため、若干ソースが見づらくなってしまいます。もし、この表示が気になる場合は、ハイライト表示をOFFに設定すると良いでしょう。


 
スペルチェックのハイライトをOFFに

スペルチェックのハイライトをOFFに

スペルチェックのハイライト表示をOFFにするには、メニューの「編集」→「環境設定」をクリックするか、または[F5]キーを押して、設定ウインドウを開きます。右図のように、左端のメニューから「スペルチェック辞書」を選択し、右上端にある「Highlight Misspelled Words」のチェックを外します。

上記の設定で、赤色の下線は引かれなくなります。


 

作成できる形式は、EPUB2

「Sigil」 Ver 0.7.1

「Sigil」 Ver 0.7.1

本稿執筆時点でのSigilの最新版である Ver 0.7.1 では、EPUB2形式での保存にのみ対応しています。EPUB2は、EPUB3と比べて、縦書き(縦組み)表示ができない、ルビが振れない、傍点などの強調表記が使えないなどの違いがあります。本記事では、ウェブサイト上の文章や画像を簡単に電子書籍化する方法だけを扱いますので、EPUB2でも問題ないものとして進めます。

なお、EPUB3を構成する各ページはHTML5で作られますが、EPUB2ではXHTMLで作成します。ファイル拡張子は、EPUB2でもEPUB3でも、共に「.epub」です。

それでは、ウェブサイトのHTMLやCSSなどのデータを元にして、Sigilを使って電子書籍の本文を作る方法を見ていきましょう。