20代の平均貯蓄額は、年収300万円未満で69万円

「お金が貯まる人」になるには、実は社会人1年目からが重要です。何も考えずに毎月お給料を使い切っていると、”貯まらない人”まっしぐら! 「貯まる人」に向けて、いかに習慣づけていくかがキモなのです。

とはいっても、他の20代のみんながどれくらい貯めているかが気になりますよね。ガイド西山が20代の方に取材をしていると、貯蓄額は人によって実にさまざま。同じくらいのお給料でも、貯蓄がまったくのゼロの人もいれば、29歳ですでに1000万円以上ある人もいるのです。

社会人1年目は、「貯まる生活」を始めるチャンス!

社会人1年目は、「貯まる生活」を始めるチャンス!



では、社会人1年目では、どれくらいを目指していったらいいのでしょうか。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2017年)」によると、20代の一人暮らしの人の平均貯蓄額は、以下の通りです。
※(  )内は、1年前の2016年の調査結果。

●年収300万円未満の人・・・平均値 69万円(58万円)、中央値 0円(0円)
●年収300万円以上500万円未満の人・・・平均値 205万円(205万円)、中央値 50万円(73万円)



ご自分の貯蓄額と比べてみて、いかがでしょうか。


ところで…、”平均値”はわかるけど、「”中央値”って何?」と思われた方もいらっしゃいますよね。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの3人がいて、それぞれ貯蓄が10万円、100万円、1000万円だったとします。この3人の貯蓄平均値は、(10+100+1000)÷3=370万円です。

ここで、この3人を金額が少ない順に並べると、A、B、Cの順番になり、ちょうど真ん中に来る人(=Bさん)の値を”中央値”といい、100万円になります。

貯蓄平均値は370万円ですが、中央値では100万円。金額が大きく違いますよね。これは、Cさんのように1000万円も貯めている人がいると、その大きな金額にひっぱられるため、”中央値”よりも”平均額”の方が大きくなってしまったのです。

このように、金額のばらつきによっては、”平均値”が実感よりズレてしまうことがありますので、”中央値”の方が、”なんとなく真ん中”の感覚に近いケースが多いのです。

20代前半の女性ですと、一般的に年収が200~300万円くらいの方が多いようですので、ちょっと目標を高くして、年収が300万円以上500万円未満の人の数値を見てみましょう。平均値は205万円で、中央値は50万円です。

「205万円は遠いけれど、50万円ならいけそうだな…」と感じたかもしれません。

ただ、50万円くらいを目標にすると、貯めたとたんに使い切ってしまうケースが多いので要注意。

そこでまずは、3ケタである”100万円貯蓄”をしっかり貯めることを目指しましょう。ただし、100万円をゴールにすると、お金を使っていっきに減るケースも多いので、”120万円”を目標にするのがオススメです。

120万円なら、もし20万円ほど使ってしまっても、100万円は残ります。また万一のことがあっても、120万円あれば、月に20万円×6カ月分として、半年くらいは安心できる貯蓄になります。


手取り月収額の1~2割を貯めよう

では、”120万円”の貯蓄目標額ができたとして、月々どのように貯めていったらいいのでしょうか。オススメしたいのが、毎月のお給料から”先に貯めてしまう”ことです。

“先に貯めてしまう”金額は、手取り月収の10~20%を目安にしましょう。

手取りが13万円なら、お給料が入ったと同時に、1万~3万円、先に貯めてしまうのです。実家暮らしの方なら、多めに、できれば40~50%くらい(手取りが13万円なら、月に5万~7万円)貯める習慣をつけたいですね。

もし月々2万円貯めて、ボーナスで10万円貯められれば…

2万円×12カ月+ボーナス10万円×2回=1年間で44万円になります。

3年間続けると、44万円×3年間=132万円です。120万円の貯蓄目標は、意外に早く達成できるのではないでしょうか。

そして、数ヵ月たって「毎月1万円貯蓄しているけど、もう少しいけそうだな」と思ったら、翌月からは毎月2万円貯めるなど、無理のない程度に、少しずつ貯蓄額をアップしていけるといいですね。

学生時代から社会人になると、入ってくるお金が急に大きくなります。気持ちも大きくなって、”貯めること”を忘れてしまいがちです。社会人1年目から気を引き締めながら、ぜひ”貯まる生活”を始めてみてくださいね。
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