学資保険/学資保険・こども保険の基礎を学ぼう

こども保険・学資保険はいつ入るのがベスト?(2ページ目)

「こども保険・学資保険」は、子どもの教育資金の準備を目的にした保険です。将来の学費が貯められて、万一の保障も受け取れるというもので、子どもと親の両方が被保険者(その人の生死などが保険の対象になっている人のこと)になります。さて、このこども保険・学資保険はいつ入るのがよいのでしょう?

岩城 みずほ

岩城 みずほ

学費・教育費 ガイド

フリーアナウンサー、セミナー講師、生命保険会社勤務を経て、2009年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。セミナー講師、講演、相談業務、執筆など行っている。30代、40代の教育費を含む家計見直し、資産運用の相談を多く受けている。

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こども保険・学資保険のメリット、デメリット

教育資金の準備は早めにスタート!

教育資金の準備は早めにスタート!

こども保険・学資保険は、貯蓄と保障を兼ね備える商品ですので、保障のためのコストがかかるというデメリットがあります。

また、加入時の利回りが契約期間中ずっと適用されますので、今後、金利が上昇すれようになれば、他の金融商品より利回りが低くなる可能性があります。途中で解約すると元本割れをすることもあります。

一方、メリットは次のようなものです。一番は、忘れている間にお金が貯まっている。満期がくれば決まった金額が受け取れる、ということでしょうか。

私もこども保険・学資保険を利用しましたが、普段は保険料を払っていることすら忘れているのに、中学・高校に入学するとき、大学に入学する時にまとまったお金を受け取って、助かりました。

また、親に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の支払が免除になることです。保険料支払免除後、満期になれば保険金が満額受け取れます。育英年金や養育年金といって、毎年、遺族年金が支払われるものもあります。

保険会社各社からさまざまなこども保険が出ていますが、予定利率が低い今、中には元本割れする商品もあるので注意が必要です。返戻率の大きな商品を選びましょう。

現在、こども保険・学資保険への加入をお考えで、「金融庁が12年ぶりに標準利率を引き下げる」というニュースを聞いて、3月中の加入がお得なの? と思っている方もいるかもしれません。そういう方はぜひ、「今春から学資保険・こども保険の保険料は上がるの?」をお読みください。


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