こども保険は上がる?

こども保険は上がる?

金融庁が、金利低下を受けて、2013年4月からの生保各社の責任準備金算出の基準となる標準利率を12年ぶりに引き下げます。

学資保険・こども保険の加入を考えている人にどんな影響があるのでしょうか? まず、予定利率との関係から解説していきます。

 

標準利率と予定利率の関係

保険会社は、契約者から預かった保険料を、将来の保険金の支払に備えるために運用しています。

契約時の約束、例えば「18歳の時点で200万円お支払いします」という契約は守らなくてはいけません。景気が悪く、運用がうまくいかなかったから190万円でお願いします、というわけにはいかないのです。

私たちが支払う保険料は、あらかじめ一定の運用利益を見込んで割り引かれています。例えば運用利回りを5%とした場合、これを予定利率と呼びます。

保険料1万円の場合、運用で稼ぐ部分を差し引いて、残りが保険料として徴収されます。予定利率は安全性、確実性を見込んで決められます。

景気が良くて運用利回りを高く見込むことができれば、予定利率が高くなりますので、その分だけ保険料は安くなります。逆に景気が悪く、運用利回りを高く望めない場合は予定利率が下がりますので、保険料が高くなるのです。今はとても金利が低い状態。総じて保険料は高めです。

金融庁は、保険会社が責任準備金を計算するための予定利率を設定しており、これを標準利率といいます。責任準備金の積み立て財源は保険料から捻出されますので、保険料を算出する際に見込む運用利回り(予定利率)は通常、標準利率を参考にして設定されます。

金融庁が、2013年4月に標準利率を現行の1.5%から1%に引き下げると、貯蓄性のある商品においては、責任準備金の積み立てコストが増加しますので、そのコストを何らかの方法で補う必要があります。

では、2013年4月から学資保険・こども保険の保険料は上がってしまうのでしょうか?