学資保険/学資保険・こども保険の基礎を学ぼう

2013年春から学資保険・こども保険の保険料が上がる?(2ページ目)

「金融庁が12年ぶりに標準利率を引き下げる」というニュース。「保険加入は2013年3月中がお得」という話を耳にされた方もいらっしゃるでしょう。こども保険・学資保険への加入はどうすればいいのでしょうか。

岩城 みずほ

執筆者:岩城 みずほ

学費・教育費ガイド

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保険料は上がるの?

標準利率が下がったからといって、全ての保険の保険料が上がるわけではありません。

まず、保険には学資保険やこども保険、養老保険、終身保険のように貯蓄性のある保険と、定期保険のように保障を重視した掛け捨ての保険があります。標準利率の引き下げで影響を受ける可能性があるのは、貯蓄性のある保険です。

実際の保険会社の動きは?

多くの保険会社が保険料を引き上げる傾向がある中、例えば日本生命保険は4月以降も保険料を据え置くと発表しています。

保険料が値上げされるとなれば3月中に入っておいた方が保険料の負担を抑えられる可能性もありますが、だからといって慌てて加入するのは禁物です。

学資保険・こども保険は、貯蓄と保障を兼ね備える保険です。保障のためにコストがかかるため、貯蓄性は低くなります。つまり、保険料からコストとして差し引かれた分が運用に回るわけです。

お子さんの誕生で、学資保険・こども保険の加入を既に検討されている方は2013年3月中の加入がお得でしょうが、保険料が上がるからという理由で検討されている方は今一度、保険の必要性、必要になるまでの期間を考えてみてください。

学資保険・こども保険は、加入時の利回りが契約中ずっと適用されます。契約後に金利が上がれば、他の金融商品よりも利回りが低くなる可能性があります。また、中途解約をすると元本割れをすることもありますので、加入の際には、今後の金利の動きや満期までもち続けることができるかなどもよく検討してください。


【参考記事】

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