リングの歴史
リングは輪を意味する言葉ですが、一般的には指輪のことですね。イヤリングやノーズリングという言い方からすれば、フィンガーリングというのが本当でしょう。リングは古代ローマ時代からありましたが、中世になって流行しだしたようです。日本では明治中頃、御徒町(おかちまち)でかんざしなどを手掛けていた仏具職人さん達が作り始めたと言われています。
実はコスチュームジュエリーのアンティークでは、指輪がほぼ完全な状態で残っているものは少ないのです。デザイン性の高いコスチュームジュエリーのリングは細工もすばらしいのですが、時代と共に女性の社会進出も進んで手先を使った作業も多くなり、当時はジュエリーの立爪のようなしっかりとした型に納めるデザインではなかったため、あまり現存しなかったのではないかと思います。
こちらではアンティークリングをご紹介していきます。