個人年金/個人年金を比較しよう

個人年金保険の商品比較(2013年4月)(2ページ目)

老後資金作りを目的とした個人年金保険には、契約時に将来の受取額が確定する定額型と、特別勘定(投資信託)の運用成果で変動する変額型があります。それぞれのタイプの比較ポイントを解説します。主な商品の比較表も参考にしてください。

執筆者:小川 千尋

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どのタイプがいいかよく検討を

変額型はタイプ選びが大切

変額型はタイプ選びが大切

変額型の個人年金保険は、保険料をまとめて払う一時払いがほとんどです。特別勘定(投資信託)の運用成果によって、将来の年金額が変動するので元本割れもあり得るのが基本。ですが、どんなに運用成績が悪くても元本を保証してくれるタイプや、元本は保証したうえで受取額が毎年一定割合で増えるタイプもあります。また、年金受取開始まで最低でも10年の据置期間が必要な商品が多い中、契約1年後など据置期間が短いタイプも。基本のタイプ以外は、複数のタイプが組み合わさった商品もあります。どのタイプがいいかをよく検討しましょう。

では、ここから、主な商品の特徴を確認していきましょう。
個人年金保険(変額型)

個人年金保険(変額型)


●変額個人年金保険(無配当) : ソニー生命
将来の年金額は、特別勘定の運用実績によって変動し、最低保証はありません。8本ある特別勘定は1%単位で自由に組み合わせられ、年12回まで無料で移転できます。年金受取開始前なら、定額年金に変更することが可能です。契約年齢は満20歳から満70歳(保険料の払込タイプ、年金受取開始年齢で異なる)。

●新黄金世代‐3 : アクサ生命
最短、契約1年後から一生涯にわたり年金を受け取れます。年金受取総額保証金額は毎年1.5%ずつ(最長10年間)増えます。運用が好調なときは、年1回、年金受取総額保証金額が増えるチャンスがあり、いったん増えたら下がりません。契約年齢は満50歳から満80歳。一時払保険料は200万円以上からです。全国の銀行、証券会社の窓口などで販売されています。

●北斗七星II : メットライフ アリコ
将来の年金額は、特別勘定の運用実績によって変動し、最低保証はありません。幅広い資産クラスへ分散投資を行う4種類のコンポジション型、特別の資産クラスへ投資する8種類の個別資産型を合わせた12種類の特別勘定があります。特別勘定の組み合わせは自由、年間15回までは無料で移転が可能です。契約年齢は0歳から満80歳。一時払保険料は50万円(76歳以上は200万円から)で、毎月、一定額の保険料を積み増すこともできます。運用期間は最低10年。
 

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